お問い合わせはこちら

奈良県公共嘱託登記土地家屋調査士協会 様

研修満足度
4.7
業務活用度
4.2
講師満足度
5.0

事業者として求められる人間性と経営管理能力を身につける

公益社団法人 奈良県公共嘱託登記土地家屋調査士協会様は、官公署等が行う公共事業の成果の速やかな安定を図り、登記に関する手続きの円滑な実施に資することで、不動産に係わる国民の権利の明確化に寄与することを目的として 、設立された公益法人です。

表示に関する登記について土地家屋調査士および土地家屋調査士法人がその専門的能力を結合して、官公署等からの不動産の登記の嘱託(申請)あるいはこれに必要な調査・測量等を組織的に受託・処理を行います。

同協会ホームページより)

研修実施概要

倫理研修「30年先も生き残る 事業者の条件」と題して、事業者として求められる人間性(倫理観やコンプライアンス意識)と、経営管理能力 (売上・利益を創出する力)を高める方法を学ぶ研修を開催しました。

「人生100年時代」と呼ばれ、働く期間が伸びていくことが予測されることを見越し、事業者として30年以上にわたり活躍し続けるための、プロフェッショナリズムを身につけることを目的としています。

インタビュー

本研修の企画から実施までをご担当いただいた、総務部員の山村原延様に所感を伺いました。

山村様)企業や著名人の不祥事など、近年の社会情勢を鑑みて、私どもも「社員にきちんと倫理観を持ってもらう必要があるだろう」と感じたことがきっかけです。これまで定期的に研修会を開いてきましたが、今回は「倫理研修」という位置付けで開催しました。やはり今の時代、コンプライアンスをしっかり理解してもらわないといけませんし、社員・理事ともに倫理の重要性を再認識してもらうことが目的でした。

山村様)そうですね。これまでの研修は、業務に直結するような内容が中心でした。しかし、時代の流れもあり、倫理やコンプライアンスの重要性が増してきたことから、協会としてもそういった内容に力を入れようということになりました。

山村様)参加された方々からは「普段聞けない話が聞けて良かった」と好評でした。私たちの協会は公職協会であることもあり、業務に必要な研修は多く実施していますが、「業績を上げるためにどうするか」という話を聞く機会はあまり多くありません。

土地家屋調査士の業界には「品質を保つ」という理念があり、闇雲に案件を獲得するような姿勢、積極的に営業活動をするような行為は自制する文化があります。だからこそ、今回の研修のように、顧客との信頼関係を構築するべく、業務の品質を高めて実績と信用を積み上げていくという話は刺激になったと思います。

山村様)まさにそのバランスが大切です。当協会は公共事業を受託することも多く、市町村などからの信頼関係が非常に重要です。信頼を損なうような行動があれば、仕事の依頼も減ってしまいます。単なる法令遵守やルールだけでなく、「信頼関係の構築」が本質的に大事だということを、今回の研修で改めて実感しました。

山村様)今後は、品質の向上はもちろん、各市町村や県など自治体との信頼関係づくりがより重要になると思っています。そのためにも、コミュニケーションの研修なども良いのではないかと考えています。普段から関係性が築けているところからはお仕事もいただきやすいですが、まだ関係ができていないところへのアプローチは今後の課題です。

山村様)こちらこそ、ありがとうございました。

お話を伺った方

公益社団法人 奈良県公共嘱託登記土地家屋調査士協会 総務部 山村原延 様

インタビュー概要

取材地:オンライン(zoom)

取材日:2025年7月14日(月)

公開日:2025年x月x日(x)

組織概要

組織名公益社団法人 奈良県公共嘱託登記土地家屋調査士協会
所在地〒630-8357 奈良市杉ヶ町47番地3
代表者理事長 河野 洋
業務内容登記・地図に関する業務、災害支援活動
公式サイトhttps://www.nara-koushoku.or.jp/

事例一覧へ

弊社にご関心をお持ちいただき、ありがとうございます。お気軽にお問い合わせください。

TEL.
078-600-2761