当社は、企業研修を主力として事業を始めました。一つひとつの登壇に全力を注いできましたし、その仕事に誇りを持っています。
しかし、研修だけで職場が変わった例を、私はほとんど知りません。
受講者が職場に戻ったとき、上司も先輩もその研修を受けていません。学んだやり方を試そうとすると「うちではそのやり方はやらない」と言われる。求める人材像が定まらず、評価の基準も変わらない職場に戻れば、人は元の振る舞いに戻ります。それは怠慢ではなく、合理的な判断です。
そこで当社は、研修そのものではなく、学んだことが実践される職場のしくみをつくることに軸足を移しました。求める人材像の定義、人事制度、マネジメントのしくみ、育成体系。この4つが噛み合って、はじめて人は育ちます。
ただし、4つすべてを一度に整える必要はありません。一番弱いところから小さく始めて、動くことを確かめてから広げる。遠回りに見えて、これが最も確実で、結果として最も早い道です。
もう一つ、お伝えしておきたいことがあります。制度は、外注してつくると、外注されたまま形骸化します。私たちは伴走者であり、最終的な意思決定と運用は御社に担っていただきます。「自分たちでつくった制度」であることが、定着の条件だからです。
私はこれまで、コンサルティング会社で主に大企業を対象とした組織変革や人材開発に携わってきました。その経験を、意思決定の速い中小企業の現場で活かすことに、いま最も手応えを感じています。経営コンサルティングとキャリアコンサルティングの2つの視点を持つことが、当社の立ち位置です。
社員が覚醒する職場をつくる。眠ったままの才能が、ひとつもない社会へ。その実現に向けて、全力で邁進してまいります。
代表取締役社長 小松 茂樹