少子高齢化や第四次産業革命などの外部環境の変化、事業構造や労働環境の変化など、めまぐるしく時代が変わる現代においては、組織から与えられた仕事を盲目的にこなすだけはなく、自律的なキャリア観をもって自らの意思で自分を動機づけ、変化に柔軟に対応することが求められます。この講座では、自分自身の過去・現在・未来を洞察して自己理解を深めた上で、環境に適応するための指針と課題を設定します。

研修のねらい

外部環境が変化する中で「自分らしさ」と「組織からの期待」を融合させ、自律的に働くためのキャリアデザインを学習し、将来に向けたキャリア形成の指針とビジョンを定める。

研修の目標

  • 自律的なキャリア形成を進める背景と目的を理解し、キャリアデザインの進め方を習得する
  • 自分の過去を振り返り、自己概念を明確にして、「自分軸」を定める
  • 環境を洞察し、周囲から求められる自分への期待を明確にする
  • 「自分軸」と「組織からの期待」を統合し、将来に向けた自分の長期・短期の課題を設定する

研修カリキュラム

1.自律的なキャリア形成の必要性

(1)少子高齢化と人生100年時代
(2)個人のキャリアは、本人が責任をもつ時代への転換
(3)キャリアデザインの基本
(4)キャリアデザインにおける計画性と偶然性

2.自分自身への洞察

(1)自分の歴史を振り返る
■演習「ライフラインチャートの作成」
(2)自分の興味や価値観を探る
■演習「願望あぶり出しゲーム」「価値観の探索」
(3)自分の軸を立てる
■演習「ミッション・ステートメントとキャリアビジョン」

3.外部環境への理解と適応

(1)外部環境と内部環境
(2)第四次産業革命と仕事のあり方の変化
(3)組織からの期待と自分の役割
■演習「環境変化と自分の役割」

4.自律的なキャリアデザイン

(1)自分軸と組織の期待の統合
(2)キャリアビジョンの描写
(3)長期・短期の課題設定
■演習「キャリアビジョンと自己開発計画」

職業経験とキャリア観の変遷過程の関係を踏まえ、将来を見据えたキャリア自律の必要性と自分自身への理解の重要性を認識します。
モチベーション・カーブ(自分史)やペアワークをもとに、自分の価値観や欲求、意思や能力を探索します。
人生100年時代と言われる現代において、予測不能な環境変化に対応するために キャリア自律を果たす必要性を認識します。

研修概要

  • 日数:1日間
  • 標準開催時間:9:30〜17:30(1時間休憩を含む)
  • 受講人数:推奨16名、最大24名
  • 推奨対象者:若手社員層・中堅社員層
  • 実施形式:集合研修(推奨) または ライブオンライン配信
  • 標準見積価格:300,000円(税抜)
    • 見積額は時期や人数、開催条件によって変更になる場合があります。 お気軽にお問い合わせください。