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コミュニケーション

2026.3.31

【能力より重要】仕事ができる人は「感じの良さ」で決まる!チャンスが舞い込む3つの習慣

なぜか評価される人と、頑張っているのに報われない人の決定的な違いとは

「もっとスキルを磨かなければ」
「もっと資格を取らなければ」

評価されないと感じている方ほど、こうした方向に努力しようとするものです。しかし、その努力の方向性は、少しズレているかもしれません。

実は、仕事ができる人を目指す上で、能力以上に大切なものがあります。それがないと、どれほど能力が高くても評価されにくく、成果も出にくくなってしまいます。その重要な要素とは、「感じの良さ」です。

「精神論ではないか」と思われるかもしれませんが、これは精神論ではありません。仕事を円滑に進め、さらにはチャンスを得ていくための、非常に重要な戦略なのです。

「仕事ができるから人が集まる」は大きな誤解

多くの方は「仕事ができるから人が集まる」と考えますが、実際はその逆です。「人が集まるから仕事ができるようになる」というのが、ビジネスの現実です。仕事において最も重要なものは、お金でも情報でもありません。最も重要なものは、何と言っても人間関係です。

仕事というものは、必ず誰かが運んできます。上司・同僚・取引先・お客様、さまざまな方が仕事を持ってきてくださいます。つまり、チャンスというボールは必ず誰かが投げてくれるものなのです。そして、その仕事を頼もうと考えている人は、「誰に頼むか」を選んでいます。その判断基準は、「誰と一緒に仕事をしたいか」です。

もちろん、仕事である以上、能力が問われる場面もあります。しかし、同じ能力であれば、感じの悪い人より感じの良い人に頼みたいと思うのは自然なことです。

場合によっては、能力がやや劣っていたとしても、感じの良い人に仕事を頼みたいと思うことがあります。それは、一緒に仕事をしていて気持ちが良く、楽しいと感じるからです。逆に、能力は高くても感じが悪い人には、なかなか仕事を頼もうという気持ちになりません。

さらに重要なのは、感じの良い人のもとには「良い仕事」がやってくるという点です。良い仕事の経験を積むことで仕事ができるようになっていくわけですから、「感じの良さ」とはまさに、チャンスを与えられるための条件と言えます。能力を磨きながら、同時に感じの良い人を目指していく方が、そうでない場合よりもはるかに得をするのです。

感じの良い人・悪い人の違い

それでは、具体的にどのような違いが生まれるのか、「忙しいときに後輩から相談を受ける」というシチュエーションで考えてみましょう。

感じの悪い対応では、視線を向けないまま「何?今忙しいんだけど」「急ぎ?」「結論から言って」「ポイントは何?」「じゃあそれで進めておいて」と、とにかく時間がないというオーラを漂わせてしまいます。

言っていること自体は間違っていなくても、言い方というものがあります。こうした対応をされた後輩は、二度とその人に相談しようとは思いません。相談どころか、ちょっとした報告や情報共有もしにくくなっていきます。その結果、その人のもとには情報が入ってこなくなり、チャンスもやってこなくなるのです。

一方、感じの良い対応では、作業の手を止めて相手の方を向き、「どうしたの?あ、企画書の件ね。今ちょうど切りが良かったから、5分くらいしたら時間が取れるよ。話してみて」と、相手がやってきてくれたことを歓迎する印象を与えます。

この違いは、まさに天と地ほどの差があります。こうした対応をされた後輩は、次も気軽に相談・報告・情報共有ができると感じます。その結果、さまざまな情報が集まり、その中にはチャンスとなる情報も含まれ、それをつかんでいくことで仕事ができるようになっていくのです。

明日から実践できる「感じの良さ」を示す3つのセリフ

では、具体的にどのような言動を心がければ良いのでしょうか。すぐに実践できる3つのポイントをご紹介します。

即座に明るく元気に返事をする

1つ目は、即座に明るく元気に返事をすることです。名前を呼ばれたとき、仕事を頼まれたとき、その内容がどうであれ、まずは即座に元気よく、笑顔で応じましょう。

「ええ?何ですか?」と気のない返事をするのではなく、まずは明るく返事をする。これだけで印象は大きく上がります。感じの良さの基本は、明るく元気な挨拶と返事にあります。

Yes,but法

2つ目は、「それもいいですね。でも……」というYes,but法です。会議や打ち合わせなどで相手の意見に反論したくなることは誰にでもあるでしょう。しかし、そこで即座に否定してしまうと、相手は反発し、印象も確実に悪くなります。

大切なのは、まず一旦相手の意見を受け止めることです。「確かにそれもいいですね。ただ、私は少し違う考え方もあると思っていまして……」というように、肯定してから自分の意見を述べる。これを「Yes,but法」と呼びます。

ストレートに「それは違います」と言うよりも角が立ちにくく、感じの良い印象を与えることができます。自分の意見を伝えるのは、相手の意見を受け止めた後というのが、大人のコミュニケーションの作法と言えます。

プラスアルファの一言

3つ目は、「ありがとうございました」にプラスアルファの一言を添えることです。

目上の方との会話や、お客様との打ち合わせ・相談が終わった後には、感謝の言葉を述べるのは当然のことです。しかし、そこからさらに印象を良くするために、一言を加えるのです。

「勉強になりました」でも「本日は楽しかったです」でも何でも構いません。「ありがとうございました」に一言添えるだけで、他の人との違いが生まれ、プラスの意味で印象が残ります。

その積み重ねが「この人は感じが良いな」「一緒にいて居心地が良いな」という評価につながり、情報やチャンスを引き寄せることへとつながっていくのです。

感じの良さは、今日この瞬間から変えられる

仕事をする上で能力が重要であることは言うまでもありません。しかし、能力を磨くには時間がかかります。一方で、感じの良さは今日この瞬間から変えることができます。「自分は不器用だから」「キャラではない」と感じる方もいるかもしれませんが、最初は演技で構いません。感じが良くてできる人を演じるつもりで、この3つのポイントから始めてみてみましょう。

最初は意識的に行っていたことも、慣れてくると自然にできるようになっていくものです。「嘘から出た真」という言葉があるように、明るく元気な挨拶から始め、常に笑顔で感じよく周りと接していくと、やがて周りの反応が変わっていきます。

周りの反応とは、すなわち仕事をする環境です。その環境が良くなれば、自分自身もその環境に適応する形で変わっていきます。まずはシンプルに、笑顔と明るい返事から始めてみましょう。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

小松 茂樹(こまつ しげき)

中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役社長。「デキる人を増やして社会をもっと快適にする」を理念に、人事・組織コンサルタントや研修講師として活動。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。登壇実績 862件、1,015日間(のべ受講者数17,334名)*2025年12月末現在

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