人生は自分で変える!

今の「自分」という存在は、日々の「選択」の積み重ねでできています。

選択には大きなものも、小さなものもあります。大きな選択は、例えば

「どの大学に行くか」
「どの会社に就職するか」
「誰と結婚するか」

というようなものです。これらは当然、人生を大きく左右します。

「もし、あっちの大学に行っていたら…」
「もし、あっちの会社に就職していたら…」
「もし、あの人と結婚していたら…」

きっと、今とは違う人生を送っていたことでしょう。

そんなことを考えていも仕方がありません。過去は戻らないし、少なくともその時はその時なりに考えて、「自分にとってベストな選択」をしてきたはずです。

それでいいのです。その結果が、間違いなく「今の自分」になってるわけですがら、全部引っくるめて「それが自分なんだ」と受け止めればいいのです。

こういう大きな選択は、自分で「選択した」という強い自覚があるので、それが人生に影響しているという実感もあるでしょう。しかし、こういう選択はライフステージが移行するような「節目の時」にしか発生しません。

一方で、小さな選択は毎日のように行っています。

「今日、何を食べようかな」
「今夜、何をしようかな」
「今週末、どこに行こうかな」
「何時に寝ようかな」
「どの服を買おうかな」
「どの本を買おうかな」
「誰と遊びに行こうかな」

などなど、私たちは何気なく決めていることが無数にあります。

「決める」と意気込んで行っていないので実感はないかもしれません。
しかし、そこには確実に、他の選択肢があります。
その中から、無意識に「選択」を行っているのです。

すなわち、「生きることは選択すること」である、と言っても過言ではありません。

しかし、考えてみてください。

・選んで食べたものが、自分の身体を作っています
・選んでしたことが、自分の興味や能力に結びついています
・選んで行った場所によって、知識や情報、能力、興味、感性、精神状態などが変化します
・選んでとった睡眠時間が、翌日の脳の働きに影響し、自分の行為と成果に結びついています
・選んで着ている服が、自分の印象を作っていきます
・選んで読んだ本が、自分の人格や考え方を形成しています
・選んで一緒に遊んだ相手によって、その時間が楽しかったかどうかが決まります

こうした選択の一つひとつが、確実に自分に影響を与えます。
そして、それによって、自分が内面的にも物理的にも変化していきます。

私たちは、日々の小さな選択の積み重ねによってできているのです。

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そして、それが「選択」しているのであれば、意識を向けることによって、自らの意思でそれを操作することができます。選択の積み重ねによって「今の自分」になっているのであれば、選択を変えることによって自分を変えることができます。すなわち、人生を変えることができるのです。

人生は自分で変えられるはずです。であれば、望む人生を送ることもきっとできるはず。そこで問題になってくるのが、

「望む自分の姿」ってなんだろうか?

ということです。これが、自己分析をし、明確な願望を描く…ということにつながってくるのです。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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