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2014.8.11
自己分析のプログラムを作り、それを軸としたキャリア・能力の支援を仕事にしよう。そんな矢先に出会ったのが、キャリアカウンセリングでした。
「カウンセラーがクライエントの心に寄り添い傾聴することによって、クライエントが自覚していない将来像、目標、目指すべき姿を浮き彫りにし、それを実現するための計画と実行を支援する」
というのが、キャリアカウンセリングの考え方です。「これだ!」と思い、私はキャリアカウンセリングを学びはじめました。
もともとは、そのエッセンスを学ぶために通信・通学の養成講座をはじめたのですが、どうせならば資格も取得し、プロとして仕事に活かしていける方がいいと思い、今夏に受験。現在、一次試験(筆記)を通過し、今週末に二次試験(実技)を控えている、という状況です。
私が資格取得を目指しているJCDA(日本キャリア開発協会)のキャリアカウンセリングは、傾聴を通じてクライエントの「自己探索を促す」取り組みです。
コンサルタントらがキャリアを提示したり導いたりするのではなく、自分の中にある願望や目標を見つけて、そこに向かうのを後押しするというスタンスを取ります。
・人生は自分で決める
・徹底的に自己分析
・人が喜ぶことをしよう
という、私の考え方に非常に合致しており、それを具体的に体系化していると言えます。
「自分が何を目指し、どう生きていくのか」
という問いに向かうためには、
「自分が何者であるか」
ということを、徹底的に知る必要があります。これを「自己概念」と呼びます。
自己概念は、自分の人生や経歴を振り返ることによって、少しずつ明らかになっていきます。それを繰り返す中でイメージがより強固になっていき、「ブレない自分」ができ上がっていきます。この自己分析の作業は、自分ひとりで行うことも重要ですが、他の人の力を借りることでより効果的に進めることができます。なぜならば、「口に出す」「話をする」という行為を通じて、より積極的に「言語化」「イメージ化」できるからです。
もちろん、自分の頭の中で考えたり、紙に書いたりして自己概念を深めることもできますし、他の人に到底言えない、言いたくないこともあります。しかし、可能な範囲だけでも、他人を「鏡」として「自分自身に問いかける」という行為を通じて、一人でやっている以上に自己概念はより鮮明に、明確になっていきます。これは私自身の経験からも言えることです。
また、キャリアカウンセラーはカウンセリングに関する基本的な理論を背景として、相手を傷つけたり無理させることなく、じっくりと自分自身と向き合うよう導きます。
日本ではまだまだ馴染みのない存在ですが、変化の激しい現代では、仕事や家庭を成功させていくために、プロによるカウンセリングが必要な時代となっていくことでしょう。
キャリアカウンセリングは
・話を聴いてもらうことで、
・自己イメージを明確にし、
・将来に向けた目標を再設定する取り組み
と言えます。
「一人ひとりの自己理解が進み、自己実現に向かって行くことで、社会全体が良くなっていく」という私の考えを現実にするため、キャリアカウンセリングの考え方も活用していきたいと思います。