失敗からいち早くリスタートをきる方法

自ら立てた目標や計画が、達成できないで終わってしまうことはありませんか。

そうした時、つい自分の未熟さを嘆き、力不足を責めたくなるものです。

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しかし、誰にでも、失敗はつきものです。

どんな達人も、はじめから達人だったわけではありません。

  • エジソンは1,000回ものエラーの末に、電球の開発に成功しました。
  • ドナルド・トランプは不動産王と呼ばれるようになるまで、何回もの破産に見舞われました。
  • 本田宗一郎は自宅でスクーター製造を始める前に、エンジニアの面接に落ち続け、長い間失業生活を余儀なくされていました。

 

すべての目標を計画通りに達成させようとするのは、決して現実的ではありません。

未達や失敗を嘆かわしく思うのではなく、達成にいたるまでのプロセス、途中経過に過ぎないだと捉えて、

いち早く次に向けたスタートを切り直すことが大切です。

 

七転び八起きこそが、成長と成功への最短経路です。

仕切り直しの4カ条

失敗から素早く立ち上がり、次の一歩を進めるためには、次の4つに取り組みます。

1.できない自分を受け入れる

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志が高いことは素晴らしいことです。

目的が崇高で、目標が高いからこそ、人は高みを目指し眠れる底力を引き出すことができます。

 

しかし、だからといって、状況を甘く見たり、自分を過大評価してしまうと、

現状に即した、達成可能なプランを描くことは難しくなります。

 

まずは、力不足の自分を受け入れることが、再挑戦のスタート地点です。

2.目的を再確認する

目標が高ければ高いほど、それを達成させるには情熱が必要です。

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そして、情熱は目的意識から生まれます。
「なぜ、その目標を達成させなければならないのか」

「どうしてもその目標を成し遂げなければならないのか」

この問いに対して、明確な答えを出せなければ、達成への道は困難を極めることでしょう。

 

※目的と目標の関係性については、過去ログをご覧ください↓

【図解】目的と目標の違い(その1)

3.計画の非現実性を振り返る

しっかりとした目的意識を持ち、情熱をもって挑んだ目標が達成できなかったとしたら、実現できない計画に基づいて取り組んでいたと考えられます。

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  • 希望的なシナリオに基づいていなかったか
  • 自分以外の資源をアテにしていなかったか
  • 事前の情報収集は十分だったか

計画の緻密さが、実現の是非を決めます。

 

細部に至るまで想像を巡らし、現実的に可能な努力の範囲内で、達成の見通しが立つかどうか。

「これなら、できる」と、心底思えるレベルまで、シュミレーションを繰り返しましょう。

4.計画を再度練り直す

現状の、等身大の自分を受け入れ、

どうしても成し遂げなければならない目的が明確になり、

失敗した計画の至らない点が浮き彫りになったら、

再度、達成にいたるまでの計画を描きなおします。

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計画は何度修正しても構いません。

実際に行動に移してみて、

「これは難しいな」

と感じたら、すぐさま計画を練り直しましょう。

 

行動が伴うようになると、ますます多くの情報・判断材料が収集できます。

達成するまでの間は、何度でも計画を計画を修正しても構いません。

心が無理だと感じている計画にどれだけ執着しても、その遂行は困難です。

 

「大丈夫、必ずできる」

そう思える計画に基づいて行動する状況を維持することが必要です。


あなたも、諦めかけていた目標に向かって、再スタートをきってみませんか。

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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