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2017.5.30

成長したかったら、すすんで失敗をしよう

先週末は金沢で営業強化セミナーでした。

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複数の講師で全国を回って開催するシリーズ企画で、私の担当分は残り福岡・広島・東京・名古屋です。

 

先週の金沢がシリーズの初回だったのですが、実際にやってみて、いろいろと失敗もありました。

そして、失敗があったということは、学びを得たということです。

攻めないと失敗できない

今回、別の講師と共同で原稿を作成したのですが、伝えたい内容があれもこれもと盛り込まれてしまい、原稿量が多めになってしまいました。

これは時間内に収めるのは厳しいかもしれない・・・と準備段階で頭によぎりました。

そして本番、やはり時間が足りなくなってしまい、後半がやや駆け足で話をすることになってしまいました。

次の開催に向けて再度原稿を見直し、要点をより明確にすることが求められます。

 

とはいえ、こればかりは「やってみないとわからない」部分もあります。

時間オーバーのリスクを重視し、はじめから内容を厳選して本番に臨むこともできましたが、その場合は逆に、もっと多くのことをお伝えできる可能性を封じることになります。

安全策をとれば失敗することはありませんが、その代わり、より多くのリターンを得ることもできません。

ややリスクがあると想定しつつも、それでも「攻める」から、失敗することができ、そこから新たな学びを得ることができるのです。

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また、営業プロセスの説明をしている時に、ある例え話が思いつき、それをその場で盛り込みました。

思いついた際に「少し際どい表現かな」とも思ったのですが、それも試してみないとわかりません。

終了後にフィードバックをいただいた際に、やはりそこの部分が気になった方もいたようですので、次回からはやめておこうと思いますが、

これも試してみないことには、使える例え話になるかどうかの判断がつきません。

 

「やらない」という選択肢をとることは簡単です。

しかし、やらなければ、失敗することはないかもしれませんが、成功することもありません。

その例え話も、うまくいけば今後も使える引き出しになったかもしれません。

今回はたまたま、うまくいかない方に終わったというだけです。

何事も、攻めなければ失敗できないし、失敗しなければ成長できないのです。

 

三度目の正直

私にとっては、複数の講師と共同で原稿を作成する上での留意点を学んだことも収穫でした。

一人で準備して、一人で登壇する場合、原稿のボリュームも時間の配分も完全に自分ひとりの裁量下にあるので、極論を言えば、どうにでも帳尻を合わせることができます。

 

セミナーや研修を行う際、通常、私はその時の状況や展開に応じて、話を膨らませたり削ったりと調整を図りながら講座を進行していくので、それを前提に置いた上で、準備をしています。

しかし、他の人が同じ原稿で話をすることを想定すると、いつも以上に入念な準備、リハーサルが必要なのだということに気づきます。

 

以前、「すべてのことは二度行われる」という話を書きました。

どんな仕事も、まず最初は頭の中で一度実行し、現実の行動は二回目に行われるということです。

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これは製造業であれ、建設業であれ、サービス業であれ同じことです。

事前に設計図を描くことなく、物や建物をつくることはありません。

販売や来客対応をする際にも、どのように接しようか、どういう話の展開にしようかを、頭の中で思い描いてから相手に接します。

趣味やスポーツ、家事であっても同じことが言えます。

まずは頭の中で一度シュミレーションを行い、その後、現実の行動に移すのです。

 

しかし、どれだけ入念にシュミレーションを行ったとしても、やはり現実世界でやってみてはじめて気づくこともあります。

想定していないことも度々おこります。

そこで失敗を経験し、学びに変え、次の場面に備えます。こうして、物事のクオリティは回を重ねるごとに上がっていくのです。

 

昔から、「三度目の正直」と言います。

まずは頭の中でやってみる。そこで気づくことがあれば、修正を行う。

次いで、現実世界でやってみる。そして、またそこで気づくことがあれば、再度修正を行う。

三度目の実行フェーズになれば、最初の設計よりも、だいぶ高度な準備を整えることができます。

これができるのは、しっかりと失敗をしているから、すなわち「攻めて」いるからです。

 

攻めた者だけが成長できる。

能力の高い方、物事を高度なレベルで行うことのできる方は、その背後に多くの失敗を重ね、それを学びに変えてきたのだと思います。

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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