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2014.8.21
前回の続きです。
「いつ」「どこで」「誰と」「何をした」を振り返る上では、スケジュール帳はとても効果的です。一覧性にも優れています。
昔の手帳が実家に眠っている方は、帰った時に押し入れを開けてみましょう。自分のこれまでの経験と向き合う上での強力なツールが見つかるかもしれません。
私の場合は、高校生くらいからスケジュール帳を書いていた覚えがあるのですが、どれだけ荷物を整理しても高校生・大学生の頃の手帳が見つかりませんでした。
なくしたのか?捨てたのか?
なぜちゃんと管理してなかったのか、悔やまれます。2002年くらいから部分的に残っており、しっかり残っているのは2007年11月以降でした。
2011年までは、この形式↓で管理・記録してました。見開き1ページで1ヶ月の構成だったので、後から振り返る時には閲覧性が高くて良かったです。
2012年にiPad2を購入し、それ以降、スケジュール管理は徐々にデジタルに移行していきました。
日記と異なり、スケジュールは書き換えることが多いので、ドラッグ&ドロップで簡単に書き換えできるデジタルカレンダーはとても便利です。また入力した内容を共有できるので、家族に予定を公開したい場合にもとても役立ちます。
今は、
・個人的な予定や仕事の予定→iCloud
・妻とのスケジュール共有→Google カレンダー
と使い分けてます。
スケジュール帳が保管されていれば、重要な予定はたいてい記録が残っています。お手元にある場合は、これだけでも自分年表を相当に埋められるかもしれません。
日記やスケジュール帳がない場合に頼りになるのは写真です。私も、それらがない空白期間を埋めるのに写真がずいぶん役に立ちました。加えて写真は視覚的に当時の状況を思い出すことができるので、当時の感情もよみがえりやすいです。自分の歴史を振り返るには格好の材料です。
デジタルカメラ以降は、写真がデータ管理できるようになり、保管・閲覧がずいぶんと楽になりました。またデータ自体が撮影日などの情報を保持しているので、いつの出来事だったかも正確に調べることもできます。
もちろん、アナログ写真も重要な資料です。正確な日付はわからなくても、「だいたい何歳頃にこんなことがあった」と思い出せれば十分です。
どんな経験も、自分の血肉なっています。むしろ、幼い頃の経験の方が、自分の根本的な人格形成に大きく影響しているものです。どんなことがあったのか、どんな育ち方をしたのか、自分でなるべく把握していることが自己一致に結びつきます。
ご両親が写真をしっかり残してくれている場合、幼い頃のアルバムなどを見返してみると、自分でも忘れていたようなことをたくさん思い出させてくれます。
収支の記録をつけている場合、それらも貴重な資料になります。なぜなら、大きなイベントがあった時には、何かしら大きな出費を伴っている場合が多いからです。冠婚葬祭や旅行などはその最たる例です。
また、どんなことにお金を使っていたのかを振り返ることで、当時の自分の価値観を知ることができます。お金の使い方は如実にその人の価値観を表します。年齢や居住地、当時の家族構成や趣味、心理・ストレス状態などによって、出費が大きくことなるものです。
飲食、洋服や小物、旅行、機器類、車…
何にお金を使っていたかを振り返ることは、自分の価値観の変遷を知る上でも非常に効果的です。
私の場合、2002年以降は収支の記録が残っていました。
スケジュール帳も同じ年から残っていたので、この時に何かしらのきっかけで「自己管理をしよう」と思ったことが伺えます。何でも取り置いておけばいいというものでもありませんが、自分が生きてきた履歴になるものは、やはり残しておくべきだなと思います。