目標達成
2015.1.7
新しい一年を迎え、今年の目標を新たに考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強をする、資格をとる、習い事を始める、貯金をする…など、決意新たに目標を掲げ、自己成長を試みる。それはとても素晴らしいことです。
しかし、年初に立てた目標を、一年間最後までやり遂げるのはなかなか難しいものです。
私自身これまでを振り返ってみても、途中で挫折してしまい、それっきりになってしまった計画がいくつもありました。
年初に立てた目標を達成できないのはなぜでしょうか。
・意思が弱いから?
・ゴールの設定に無理があるから?
・スケジュールの立て方に無理があるから?
もちろん、そういった側面により達成できないケースもあるでしょう。
しかし、こうした意志力や目標の立て方の問題だけで、解決できるものなのでしょうか。
そもそもの問題として、
「その目標を達成する目的を見失っている」
という可能性もあるのではないか、と私は考えました。
目標を立てる時に、
「なぜ、その目標を達成する必要があるのか」
をどれだけ考えられているでしょうか。
目標を達成するためには、高いエネルギーと動機が必要です。
立てた目標に十分な「意味付け」ができているかも、その目標を達成できるか、できないかを大きく左右します。
自分にとって重要な意味がある目標であれば、「何としてでも達成しよう」という意欲が沸き、それを維持することができます。しかし、目標に意味や重要さを感じていなければ、持続するエネルギーが確保できません。
つまり、目標を考える上で必要なことは、その「目的」なのです。
「なぜ、その目標を達成する必要があるのか」
目標を達成する目的が明確であれば、その目標に挑む動機とエネルギーを保つことができます。したがって、目標を考える際には、その目的をしっかりと設定しておくことが重要です。
考えても目的がはっきりしなかったら、その目標に挑むのは、いっそのことやめてしまいましょう。ハードルが高く感じるようになり、達成するのが難しくなります。
私のこれまでを振り返ってみても、達成できなかった目標は、挑戦する目的が不明確だったり、弱かったり、ゴール設定に納得感の乏しいといった傾向がありました。
昨年、このブログでは、徹底的に自己分析を重ねて興味・能力・価値観・役割を発見し、その交差線上から「人生の目的」を探し出すことについて述べてきました。
無意識の中に潜む、自分の心の底からの願い。それがミッションです。
今年一年の目標を考える上でも、単発の独立した目標をバラバラに立てるよりも、自分の人生を大きなストーリーで考え、「なりたい自分」に近づくための目標を立てた方が、目的意識が高くなり、意欲を保つことができます。
5年後、10年後、20年後…将来的に、自分はどういう人間になりたいのか。
そこから逆算して、今やるべきことを見つけ、それを目標とするのです。
・その勉強は何のために行うのか?自分の将来にとって、どう役に立つのか?
・その資格は何のために取得するのか?自分のキャリア形成にとって、どう役に立つのか?
・その習い事はなぜ始めるのか?自分の生活にどういう彩りを与えてくれるのか?
・何のために貯金を行うのか?貯めたお金で何を手に入れたいのか?
その答えが明確になると、目標は人生の目的を実現するための重要なステップに変化します。
明確な目的設定を行い、その実現に向けて目標を立てる
これが、目標達成を可能にする上での重要な要素ではないかと考えます。
どうせ立てる目標です。長期目線で自分自身を見つめ、なりたい自分に近づく目標を立てましょう。意義と意味を感じる目標であれば、達成への意欲は間違いなく上がることでしょう。
「なりたい自分の姿を思い描く」
やはり何事も、ここから始まるのではないかと思います。