目標は数値化しよう

今年も残すところ、あと5日となりました。

本屋さんや文房具屋さんには来年の手帳やカレンダーが並んでいて、賑わいを見せています。

 

さあ、来年はどういう一年にしようか。

 

新年を迎えるにあたり、決意を新たに、いろいろなチャレンジをしようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、新年の目標を考えるにあたり、先にやっておくべきことがあります。

それは、今年1年の振り返りです。

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来年のことを考える前に、今年を振り返る

年の瀬になると、ついつい新しい1年に目を向けがちです。

 

今年やろうとしたけれどもできなかったことを、来年こそは実行しよう。

 

そう考えてしまうものです。

しかし、来年を実りある一年にするためには、今年がどういう一年だったのかをしっかり自分で把握しておくことが重要です。

・今年の手帳やカレンダーをじっくり読み返しましょう

・今年の年初に立てた目標を、どれくらい実行できたのかを確認しましょう

・そして、自分年表の今年欄を更新し、改めて自分のこれまでの人生を振り返ってみましょう

来年を実りある一年にするためには、今年という一年をしっかり分析し、それを踏まえた目標を立てる事が必要です。

目標と進捗管理は数値化する

より充実した一年を送るべく、来年の目標を掲げようとするなら、その目標を数値化することが欠かせません。

なぜならば、その目標を達成したかどうかを測るためには、目標と実績を数値化しなければ達成度が判断をできないからです。

例えば、

「今年は周囲の役に立つ人間になろう」

という目標を掲げたとしても、実際に他人からどれだけ感謝されたのかを計測していなければ、本当に周囲の人の役に立ったのかどうかが判断できません。

あるいは、

「今年は、読書の一年にする」

という目標を立てても、実際にどれだけ本を読んだのかを計測し、記録していなければ、実際に本を読んだのかどうかを判断することができません。

しかし、目標の立て方を数値化して、

「今年は、週5日以上、1日15分以上の読書をする」

という目標を立て、できたかできてないかを毎日手帳に記録していれば、それを集計することで達成度を測ることができます。

目標には数値化が必要です。数値にすることで、到達すべきラインと、実際の進捗状況を客観的に計ることができます。

 

私の場合ですと、

・毎日、10,000歩以上歩く
・毎日、10枚以上のメモを書く
・体重を3kg以上落とす

という目標を年初に掲げたのですが、それぞれについてほぼ毎日記録をとっているので、

・1日平均歩行数→12,612歩(達成)

・1日平均メモ枚数→7.2枚(未達)

・1/5 体重63.8kg/体脂肪率20.2%(初期値)
→11/11 体重58.3kg/体脂肪率15.8%(ピーク時)
→12/25 体重59.9kg/体脂肪率17.9%(それでも達成)

と、成否は別としても、達成率を計測することができています。

目標は、無理矢理にでも数字にしましょう。そうしなければ、達成できたかどうかが、すべて主観的な判断になってしまいます。

 

目標は常に確認できる状態にしておく

目標は、いつでも確認できるよう、持ち歩ける状態にしておくことが重要です。

人はすぐ忘れるものです。何度でも繰り返し見ることで、やるべきことや到達すべき姿が、頭の中に徐々に浸透していきます。

また、計測していることはすぐに記録が取れるようにしておくことも重要です。

後から振り返って一気に書くのは骨が折れますし、後からでは思い出せないこともあります。

気がついた時に、すぐに書き込める状態にしておくことが、目標管理を継続的・効果的に行うコツです。

その両方を果たす上で有効なツールが手帳です。

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このブログでも何度か触れましたが、私はシステム手帳のリフィルを自作して使っています。

今年使っていたフォーマットにもいろいろと改善点が浮かんできたので、12月に入ってからコツコツ修正を重ねていたのですが、昨日ようやく完成し、無事印刷することができました。

次回、私が自分なりに考えて、作って、使っている、手帳の様式についてお話します。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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