今年一年間の目標を立てる

前回の投稿で作成した5年間の計画表の中から、今年1年に関する部分にスポットをあて、それをより具体的な目標にしていきます。

一ヶ月ごとをイメージする

5年間の時と同様、次のようなフォーマットを用意します↓

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1.一年間が終わった後のビジョンを書く

「今年一年を終えた後にどうなっているか」という全体的なイメージを簡潔にまとめてみましょう。

・一年後、何を達成しているか?
・一年後、何ができるようになっているか?
・一年後、どういう気持ちになっているか?

必ずしも、大きなことを成し遂げる必要はありません。昨年に比べて、少しでも上達・改善などが図れれば、それは十分に立派な目標です。

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2.役割ごとの年間目標を書く

1で書いた全体的なイメージを、役割ごとに描いてみましょう。

私の場合、

・夫
・健康な人
・会社員
・キャリアカウンセラー
・起業家
・作家

などを役割として挙げ、それぞれについて12月末までにやっておきたいことを決めました。(ここには書けませんが…)

3.月々の目標や予定を書く

1年間でやろうと思っていることのすべてを、必ずしも今すぐに着手する必要はありません。あるいは、すぐにはじめたくても、準備や環境が整わないと現実的には着手できないものもあるでしょう。

1年がかりでやろうとしている大きな計画は、重要な転換期やベンチマークの段階を何月頃に迎えるかを決めておくと良いでしょう。

また、資格試験や大会参加などゴールの時期が決まっている目標や、関与しているプロジェクト、イベントなどがあればそれを記入すると1年の流れをイメージしやすくなります。

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目標を数値化する

以前の投稿でも書きましたが、目標は数値化できるものはなるべく数値化しましょう。

▼目標は数値化しよう(2014/12/26)▼

数値化しないと、目標が達成できたのか/できなかったのかの判断が困難になります。

目標を数値化し、実績も数値で記録することによって、順調にいっているのかいないのか、が見えてくるようになります。

一見、数値化するのは難しいと思われる目標であっても、それを象徴する具体的なエピソードを思い浮かべると数値することもできます。

例えば、「他人に感謝される人間になる」という目標を立てたとします。とはいえ、「他人感謝されるようになったかどうか?」など、そのままではわかりません。

しかし、例えば1日の中で他人から「ありがとう」と言われた回数を毎日記録すれば、その数値の推移を見ることで、変わらないのか、良くなったのかを判断することができます。

また、「健康な身体づくりをする」という目標を立てても、何をもって健康とみなすかを決めておかないと、判断のしようがありません。

体重や体脂肪率、歩数、摂取カロリーなどを毎日記録する。タバコの本数やお酒の量を減らす。野菜の摂取量を記録する…など、具体的で計測可能な行動の目標にすることで、目標が達成できたかがわかるようになります。

多少強引でも「どうやったら成果が計測できるか」を考えることで、目標が達成できたかどうかを判断することができるようになるのです。

私の場合、

・睡眠時間
・歩数
・体重/体脂肪率
・朝昼晩の食事内容
・読書量
・ブログ投稿の有無
・作成したアイデアメモの枚数

などを毎日記録しています。

習慣化するまで時間はかかりましたが、今ではこれを続けることによって、目標に対する達成度合いはもちろん、前年以前との対比も可能となりました。自己理解に大いに役立っています。

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投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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