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2015.4.1

面接は準備、練習、振り返り

前回の続きです。転職活動で気をつけること6ヶ条、残る2つです。

 

 

 

5.転職エージェントのサービスは最大限に活用させていただく

運とは、準備が機会に出会う時におこる現象である

ジェームズ・スキナー氏が講義の中で、自身のレスリング教室での体験を引き合いにして話をされていた言葉です。

まさにその通りだと思います。

準備に勝る準備はなし。

チャンスが来た時にモノにできるかどうかは、日頃からその状況を想定して練習しているかどうかにかかっていると思います。

 

転職活動で内定を得るために必要な要素は

1.求人情報の収集
2.応募書類の作成と提出
3.面接

の3つです。このうち求人情報の収集はエージェントにお願いすることができます。

しかし、応募書類の作成と面接は代わりにやってもらうことはできません。自分でやるしかないのです。

 

応募書類はフィードバックを受けて完成度を上げる

私の場合、職務経歴書の書き方についてキャリアカウンセラーの方々からいろいろと指摘をいただきました。

私は現職では異動が多かったため、それらを羅列することで、幅広く業務を経験することは表現できたのですが、その一方で、応募しようとしている仕事につながる経験や能力がどれだけあるのかを、うまくPRできるものではありませんでした。

応募書類は、入社した後に活躍できそうな人間であるかどうかを最初に判断する重要なPR広告です。応募する求人に役に立てる人間であることが伝わらなければ、その目的を果たせません。

したがって、不要な部分は最小限の記述に留め、アピールしたい部分を強調できるように何度も書き直しました。少なくとも5回は書き直したと思います。

自分で書いたものを自分で読んでいるだけでは、苦労して書いたという想いが先行して、「よくできている」と満足してしまいがちになります。

通過する書類に仕上げるためには、他人の視点、それも専門家の視点を積極的に取り入れ、フィードバックを受けることが欠かせなくなってきます。書いたものはどんどん見ていただきましょう。相手のお時間も割いていただくことになりますが、結果的に就職が決まれば先方にもメリットがあるのですから、これはWin-Winです。

 

それから、私は受講しませんでしたが、エージェントが応募書類の書き方の無料セミナーを開催している場合があります。書き方に自信がなかったり、そもそもどう書いていいのかわからない場合は、受講することをオススメします。

 

履歴書は手書きの方がいいのか

なお、「履歴書は手書きの方が通過しやすい」という都市伝説があるようですが、これは信じなくて良いと思います。
私の場合、手書きの指定があった1社を除き、履歴書はすべてMicrosoftWordで作成してました。

そもそも、プロフィールなど基本的な情報は履歴書を提出する前に、エージェントからデータで企業様に送信されています。したがって、履歴書がPCかデータかで書類の通過率が変わることはないように思えます。

それから、証明写真はケチらずにちゃんとスタジオで撮影することをオススメします。修正してくれますので(笑)できれば、焼き上がりだけでなくデータをいただき、何枚でもWordで貼りつけできるようにしましょう。

活動の最初の頃、証明写真を取りに行く時間がなく、iPhoneで撮影した写真をトリミングして使っていましたが、スタジオで撮影したものと比べると、肌ツヤに雲泥の差が出ます。

最初の頃、書類不通過が多かったのは写真で手を抜いた影響もあったのかなと思うくらいです。エージェントのサイト登録をする最初の段階から、ちゃんとした写真を使うべきだったと、ここだけは悔いるところです。

 

面接はとにかく練習、そして実践

書類以上に、準備が大切なのが面接です。

現職で採用面接をやっていたこともあり、面接の展開、評価ポイントなどは心得ていたつもりでしたが、頭でわかっているのと、実際に自分でやるのとはやはり大きく違うものだと痛感させられました。

まずは「面接官は何を見て、何を知りたがっているのか」を頭に叩き込むことが重要です。それを理解すると、どういう自己分析をして、どうまとめるべきかが明らかになってきます。

これは集合型のセミナーで十分理解することができます。どこのエージェンでも無料で定期的に開催してくれているので、少なくとも1回は参加することをオススメします。

思っている以上に、自分についていろいろなことを考えさせられます。私は、リクルート社の面接対策セミナーに参加しました。

 

自己分析が終わったら、後はとにかく練習です。

私の場合、最初の面接の3日前に、インテリジェンス社の個別面接練習(ロールプレイイング)を受講させていただきました。一対一の模擬面接です。すでにセミナーを受け、面接で話す内容をまとめていたので自信満々に望みましたが、コテンパンにやられました。

 

やはり自己満足とは恐ろしいものです。

想定していない質問、質問される順番、返答したことに対する再質問、そして場の雰囲気、面接官のタイプ…

脳内シュミレーションを何度も行っても、その通りに行くことはまずありません。最終的には「出たとこ勝負」です。

しかし、少しでも可能性、確実性を上げるためには、実際に人を相手に練習をして、対応力と自信を身につけることが重要ではないかと思います。

エージェントは求人紹介だけでなく、内定を取るまでの様々な段階での支援を無料で提供してくれます。活用できるサービスはどんどん活用させていただき、最短で内定を取るための力を磨いていきましょう。

 

6.面接するごとに、自己理解を深める

そして、面接が終わった後は、必ず振り返りをすることです。

・うまく言えたこと/言えなかったこと
・質問しようと思ってできたこと/聞けなかったこと
・本当にこの会社に入りたいと思うか/そうでもないか

を、その日のうちに振り返る方が良いでしょう。

 

エージェントを通じて紹介された求人の場合、面接終了後に報告を求められることが多いです。

特にインテリジェンス社の場合、面接終了時間にメールが届き、報告を入力させるというのが、システムとして完璧に機能していました。強制的に振り返りをさせられます(笑)

パソナキャリア社の場合は、事前事後にマメに電話をいただいていました。ご担当者の熱意や能力にもよるかもしれませんが、自分では忘れそうになっていても、振り返りをする機会をいただくことが多かったです。

仮にエージェントからリアクションがなかったとしても、面接を終えるごとに必ず振り返る習慣をつけましょう。

私は、面接の振り返りは原則として当日中、遅くとも翌朝には必ずエージェントに報告するように努めました。うまくいかなかったところを、エージェントから企業にフォローしてもらえることになりますし、何より、振り返った分だけ自分自身の力になります。

特に、面接が立て込んでくると、その日のうちに振り返りを行わないと、次の面接の準備で頭がいっぱいになり、終わったケースから学ぶ機会を逸してしまします。

 

面接をする→振り返る→何かしらの学びを得る→次の面接へ

をサイクル化し、面接力を磨いていくことが、最終的に内定につながると、私は思います。

 

転職シリーズ、これにて完結です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

弊社にご関心をお持ちいただき、ありがとうございます。お気軽にお問い合わせください。

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