幸せの3つの条件と2つの加速要因

ブログをご覧の皆様、こんばんは。小松茂樹です。

昨日の投稿の通り、今日からは「セルフマネジメント」と「時間管理」について、シリーズ化して書いて行こうと思います。

本編に入る前に、まずはプロローグとして、セルフマネジメントをテーマにしようと思った背景について書きたいと思います。

ミッション

井上裕之先生のライフコンパス・プログラム(詳しくは昨日の投稿を参照)では、受講者全員が自分の「ミッション」を定めました。

ミッションは「生きる目的」「自分の使命」のことです。これまでも、このブログの中で度々触れましたが、

自分は何のために生き、何を成し遂げようとするのか

という問いに対する答えを自ら定め、自分の人生の中に指針を持つということです。

ライフコンパスを学び、過去の経験を思い返し、私が辿り着いたミッションは

人材開発のプロとして、人と組織の成長と成功を支援し、愛と豊かさに満ちた社会づくりに貢献する

というものでした。

 

幸せの3つの条件

私にとって、「愛」と「豊かさ」は幸せの象徴です。幸せを感じながら生きるためには、このどちらも欠かすことができないと思います。

 

「愛があればお金なんて…」なんてことはありません。お金がなければ、やりたいこともできないし、買いたいものも買えないし、そもそも健康も、安全で衛生的な生活も得ることができません。

でも、お金だけあればいいというものでもありません。お金の成功だけを追い求めた先に、仕事に注力しすぎて家族から見放され、仕事以外の人間関係がまったく築けず、常に孤独に見舞われる人の何と多いことかを、数々の例を通じて学んできました。

どちらも必要です。

「愛」は必ずしも恋愛とか家族愛を指しているわけではなくて(もちろん、それも重要だと思っていますが)、他の人と触れた時に感じる安心感、明るい気持ち、利他の心など、人間関係を通じてハートフルな気持ちになることを総称したイメージです。

「豊かさ」は必ずしも超大金持ちになることを意味するのではなくて、「満たされている」と感じる気持ちをイメージしています。焼肉をたらふく食べる、新しく買った服を着る、旅行に出かける、パソコンや携帯電話を新しいものに変える…など、別に大金持ちにならなくても「豊かさ」を感じることはできます。身の丈に合った生活の中で、「足りない」部分よりも「満たされている」部分に焦点をあて、感謝できる状態にあることが大事だと思います。

また、「豊かさ」は経済的側面だけではなく、精神的な側面からも感じるものです。例えば、常に時間に追われて、次にやることばかり考えている人は心が「足りない」ことに支配されています。一方で、心に余裕があり、自分にも他人にも優しくいられる人は「満たされてる」という感覚で生きています。これも「豊かさ」の一つだと思います。

 

幸せには「愛」と「豊かさ」の両方が必要であり、そのバランスが保たれている必要があります。そして、その両者を作り出すために必要なのものを一言で表すと、それは総合的な「人間力」なのではないかと思います。

私の考えでは、この「愛」「豊かさ」そして「人間力」が、幸せに生きるための3つの条件と言えます。

 

愛、豊かさ、人間性の関係性

ここで、この3つの条件の関係性を考えてみます。

 

SM01

 

 

上述の通り、幸せを感じる象徴は「愛」と「豊かさ」であり、これらはバランスをとって保たれている必要があります。

そして、それを支えているのが「人間力」。すなわち、自分の人間力のレベルや状態が現実世界に表出化されたものが「愛」と「豊かさ」であると、私は考えます。

そして、幸せを感じる度合いはこの「愛」と「豊かさ」の度合いに比例します。「愛」と「豊かさ」のレベルが上がり、状態が良くなるほどに、幸せを感じる度合いが大きくなるのです。

「愛」と「豊かさ」は「人間力」が表出化したものですから、両者の質が上がるためには、その起源である「人間力」の質が上がる必要があります。その「人間力」の質の向上を加速させる要因が「成長」と「成功」という2つではないか考えました。

 

次回に続きます。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

関連記事

  1. 自分の能力は何だろうか

  2. どんなに忙しくても、自分のケアが最優先事項です

  3. 投資活動をしよう(金融投資の話ではありません)

  4. あなたの仕事には意義がある

  5. 時間管理の秘訣は「時間に対して仕事を割り当てる」こと

  6. ​好きなことを仕事にする2つのメリット(その1)高い専門性を持とう