目標達成
2025.1.1
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新年明けましておめでとうございます。自分らしく働いて結果も出す、デキる人を増やすコンサルタント小松茂樹です。
今年も「デキる人を増やして社会をもっと快適にする」という理念のもと、生成AI時代に活躍する「自ら考えて行動する自律型人材」の育成に関するお話をお届けいたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新しい年が明けて、今年の目標をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。正月は心機一転、これまで挑戦できなかったことに取り組む意欲が湧く、絶好のタイミングだと思います。
しかし、せっかく新年の目標を立てても、その目標が達成されず、いつのまにか忘れ去られてしまうことも決して珍しくはありません。それは決して意思が弱いためではなく、目標の設定に問題がある場合が多いです。
適切な方法で目標を設定できれば、目標が忘れ去られることなく、達成への道のりを着実に歩んでいくことができます。
そもそも目標は何のために立てるのか。目標を立てる目的はただ一つ。それは、「未来を変えること」です。
現在の自分は過去の選択と行動の積み重ねですが、未来は現在の延長線上にあるのであって、過去の延長線上にあるのではありません。私たちは今日、この瞬間から、自分の選択と行動を自分の意思で変えることができます。それが未来を変えるのです。
これまでの自分がどうだったかは関係ありません。過去の自分は、未来の自分には影響しません。自分が望む未来を決め、そこに向かって行動する。それが目標の本質です。
たとえ現在の自分にとっては高い目標であったとしても、他者を巻き込み、資源を集めることで、目標達成は可能になります。むしろ高い目標の方が、周囲の人々を引きつけ、応援を得やすくなるという側面もあります。
その上で、達成可能にする目標とするためには、設定する上で次の5つのポイントを押さえることが有効です。
目標は「いつまでに」「どの程度」達成するのかを明確に設定する必要があります。例えば、「英語が話せるようになる」という目標では曖昧すぎます。「TOEICで○点以上を、○月までに取得する」と具体的に設定すれば、達成した状態が明確になり、自ずと必要な過程が見えてきます。
過去の延長線上にあることは「目標」ではなく、単なる「予定」です。目標は現状より高い水準、もしくは新しい挑戦である必要があります。だからこそ、自分の限界を超えて、成長が望めるのです。たとえ、同じ仕事をするにしても、時間短縮や目指すことで、成長やイノベーションが生まれます。
仕事や学習だけでなく、人間関係、健康、趣味など、人生の多方面に目標を設定しましょう。それぞれに適切な目標を立てることで、豊かで充実した生活が実現します。
達成したい最終結果を目標として設定すると同時に、その結果に到達するための具体的なプロセスを計画しましょう。例えば、資格取得が目標であれば、どのくらいの勉強時間を確保し、どんな教材を使い、どのペースで進捗させるのかを計画します。
今年一年間で成し遂げたいことを、短期目標として設定することは重要です。しかし、これでは目先の課題を解決することはできても、長期的に望む姿に近づかないことがあります。
今すぐにどうにかすることではなくても、3〜5年先を見据えて、その時に備えてやるべきことを、今年の計画に盛り込むことで、戦略的に自己実現を進めることができます。
お正月は、ありたい自分の姿を改めて思い描き、そのために必要な目標を設定する絶好の機会です。今年はカレンダーの配置により、1月6日から仕事はじめという方も多いことでしょう。
例年よりも長く休暇が取れるからこそ、今年は何を成し遂げたいのか、どんな自分になりたいのかを、じっくり考える時間を設けてみてください。
今年も皆さま共にに成長し、より豊かで快適な社会づくりを進められることを楽しみにしています。改めまして、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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