今、ここにいる自分と向き合う

本日から「現在の自己分析」について書いていきます。

これまで、過去の自己分析(ライフラインチャート、キャリアインベントリー、自分史)を通じて、

・自分にはどういう出来事があり、どういう選択をとってきたのか
・自分にはどういう役割があり、どう果たしてきたのか
・自分は、どう思い、どう感じて人生を生きてきたのか

を見てきました。

その結果できあがった自分、それが「私」です。今日のフェーズからは過去のことではなく、この「私」=「今ここにいる自分」と徹底的に向き合っていきます。

向き合うとはどういうことか。それは一言で言うと、

問いかける

ということです。「自分の内なる部分と会話する」と言ってもいいかもしれません。

・私は何者なのか?
・私は何を望んでいるのか?
・私はどこへ向かっていくのか?

それを自分自身に問いかけて、そして教えてもらうのです。

blog044

「現代の自己分析」のフェーズでは、次のようなことについてお話していこうと考えています。

・Do,Have,Beリスト
・ライフログ(時間の使い方の測定)
・1分間日記
・アセスメント(ストレングス・ファインダー)
・人脈マッピング
・興味、能力、価値観、役割のリストアップ
・ミッションステートメントの定義
・ステータスシートの作成

これらの実施の結果、そして過去の自己分析結果も併せて、自分自身の「ステータスシート」の完成を目指します。

ステータスシートは、自分の「興味」「能力」「価値観」「役割」を紙1枚にまとめたものです。「自分とは何者か?」ということを一目瞭然にし、常にブレない自分を保っていくためのツールとして役立ちます。

自分が明確になると、願望が明確になります。
願望が明確になると、計画が具体的になります。
計画が具体的になると、実行に移れるようになります。
そして実行に移ると、願望はその姿を現実に現しはじめます。

「今ここにいる自分」への問いかけをはじめていきましょう。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

関連記事

  1. 何をやるかよりも、何をやらないかを決断することが大切

  2. 久しぶりに冷や汗を書きました

  3. デジタル時代のビジネスパーソンに求められるスキル「課題設定力」

  4. 人間にしかできないこと

  5. 今年のうちにやっておきたい「今年の振り返り」

  6. 今どきの新入社員は宇宙人なのか?