【投票率55.93%】自分にできることをする人、できることをしない人

昨日、衆議院選挙が行われ、政権与党が293議席を獲得する結果で終わりました。自民党は単独過半数を確保したものの議席は減り、立憲民主党や公明党も議席を減らす一方、日本維新の会が大きく議席数を伸ばすなど、勢力図に確実な変化が現れました。

私にとって何よりも残念だったのが投票率。55.93%で、戦後3番目の低さだそうです。

「投票率55.93%、戦後3番目の低さ(共同通信) – Yahoo!ニュース」

自分ができることをしない人に文句を言う資格はない

前回の衆議院選挙以降、新型コロナウィルスの感染が拡大して国内は大混乱になりました。感染対策や経済対策など、みなそれぞれの持ち場で思うところがあったのではないかと思います。近隣諸国の緊張状態も高まり、外交問題にも様々な懸念があります。

一般市民が政治に参加できる唯一の機会が選挙です。にもかかわらず、約半数の人が投票に行かない。これでは「好きにやってくれ」と言っているようなものです。たとえ、どんなに政策が悪くても、税金の使い方がおかしくても、何も文句は言えません。政策決定や予算編成をしてくれる人を選ぶことのできるたった一つの手段です。それがこのあり様ではどうにもなりません。

とはいえ、選挙に行かない理由もわからないでもありません。昨日は雨天の地域もありましたし、今どきわざわざ投票所に足を運んで、紙で記入する形態はどうにかならないのかと思います。マイナンバーとブロックチェーン技術を組み合わせて、スマホから投票できるようにするようなシステム構築は技術的には十分可能なはずです。期日前投票を含めて、場所と人員の確保と配置に要する多大なコストを考えれば、システム投資は初回の選挙でも回収できるくらいではないかとすら思います。インターネット投票が浸透すると困る既得権益の人たちが阻んでいるようにとしか思えてなりません。

選挙区によっては、結果が見えている出来レースになっている場合もあったでしょう。自分が投票してもしなくても結果は変わらないだろうという見込みが、投票する気を失わせている側面もあるかもしれません。あるいは、そもそも旧来の組織と仕組みが強固すぎて、誰が議員になっても政治は変わらないという失望もあるでしょう。行きたくない。行くのが面倒くさい。そう思う気持ちはわかります。

しかし、それでも、選挙権を有する人はみな投票に行って欲しかったです。

たとえ、地元からの支持が磐石な人であったり、組織票を持っている人であったりしても、投票率が上がるほど浮動票の割合が大きくなり、国民にナメた態度は取れなくなります。真摯さ、誠実さを欠いた言動が繰り返されれば次の選挙で落選するリスクが高くなる。その緊張感があるだけでも、政治家の仕事への姿勢は大きく変わるはずです。投票率が低く、自分の支持者の票だけで十分に当選できるなら、何やったって、何言ったっておかまいなしです。

今回、有力な議員が落選したケースも相次ぎましたが、すべての議員にこの緊迫感を持っていただきたいです。民間では、仕事の品質や誠実さが欠けていれば、次の発注は来なくなります。すべての仕事が真剣勝負です。これが当たり前の感覚だと思うのですが、当たり前でないから困るわけです。正直なところ、これは政治家だけでなく、行政全般に対して同じような想いを抱いています。あまりに仕事が適当すぎる場面が多い。

選挙は一般市民が政治に参加できる唯一の機会です。この権利を行使しないということは、自分の生活を他人に委ねているようなものです。そして、選挙に行くことすらできないような人に、職場などの自分の居場所で自分がやるべきことを果たせているとは到底思えません。自分にできることは、たとえ小さく、ささいなことであったとしても、自分にできることをするという姿勢が何よりも大切です。自分の人生を主体的に生きる人は、常日頃から「いま自分にできること」を着々と成し遂げます。選挙に限らず、日々の仕事や生活における様々な場面で、影響が大きいか小さいかにかかわらず、自分にできることをする。その姿勢が、自分の人生を主体的に生きる上で欠かせません。

自分ができることをしないということは、自分の責任と意思を放棄し、他人任せにするということを意味します。他人任せにする以上、結果がどうであれ文句は言えません。だったら、まずは自分ができることをしたらどうだという話なのです。たかが選挙かもしれませんが、投票率が低いということは、それだけ主体性が乏しく物事を他人任せにする人が多いということを意味しています。こんな状態では、失われた30年を取り戻すどころか、進みゆく少子高齢化に対して社会・経済システムを維持することですら期待が持てません。

政治家がどうのという以前に、選ぶ側の国民の方の問題の方がはるかに大きく見えます。結局、国民がこんなだから、政治家があんななのです。とはいえ、ここで嘆いていても仕方がないので、私は私ができることをこれからも着々と進めていこうと思います。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

追伸

それにしても、比例代表制度だけはなんとかならないものかと思います。小選挙区で落選しても、比例で復活当選だなんて本当にシラけます。選挙区によっては、立候補者が2名で、落選した方が比例復活で2人とも当選になったなんていう例もあるそうです。そりゃ、馬鹿馬鹿しくて選挙に行く気がなくなるのもうなづけます。

仮に支持したい政党があったとしても、名簿の上位に当選して欲しくない人がいたら、その政党に投票しづらくなります。そもそも、私は政党ではなくて個人を見て支持したい。できれば比例代表の代わりに、自分の選挙区以外で応援したい人へ投票できる広域投票のようなしくみがあると嬉しいですね。あるいは、比例代表制度を維持するにしても、名簿のどの人に投票するかを選べるようになれば、ちゃんと個人個人の理念や政策に目を向けて、きちんと選ぶことができます。それだけでも選挙がかなり面白くなります。

ただ、どちらのしくみを取るにせよ、手書きの紙投票では到底事務作業が追いつかず、やはりインターネット投票を進めることが必要だと考えます。

   

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