努力が報われるための4つの条件

「努力は必ず報われる」という言葉があります。元AKB48の高橋みなみさんが、総選挙でのスピーチで引用されたことでも有名になったフレーズです。

努力が必ず報われてくれたらどんなに嬉しいことでしょう。必ず報われるという保証があれば、目標を達成し、夢を実現するために、どこまででも頑張れそうな気がします。しかし、残念ながら現実には報われる努力もあれば、報われない努力もあります。

多くの場合、目標を達成したり、夢を実現したりする上で、自分が影響を及ぼせる範囲は限られています。周囲の環境、競合などの存在、そして時の運など、自分がコントロールできないことの影響によって結果が左右されてしまうのが現実ではないかと思います。

とはいえ、だからといって運任せにしていたら、目標や夢の実現はますます遠のいてしまいます。自分にできることに限りはあるけども、それでも自分にできるベストを尽くす。それしかできることはありません。そして、どうせ努力をするのであれば、少しでも報われる努力をしたいものです。

思いついたことをやみくもに、片っ端からやってみるというのでは、時間も労力も消耗するばかりです。外部要因をコントロールすることはできなくても、その中で少しでも実現の可能性が高くなりそうな、理に適った努力をすることが有効です。つまり、「合理的な努力」が必要なのです。

最近、私自身もこれを改めて感じることがありました。今回は、私が考える「合理的な努力の4つの条件」についてご説明いたします。

合理的な努力4つの条件

努力が報われるためには、下記の4つを満たしている必要があります。

  1. 努力する場所(Where)
  2. 努力の内容(What)
  3. 努力の方法(How)
  4. 努力の量(How many)

これを私は「合理的な努力の2W2H」と呼んでいます。

1.努力する場所(Where)

まず最初に考えるべきは、どこで努力をするのかということです。仕事で考えれば、職種がこれに当たります。勉強や趣味で言えばジャンルを指します。どんな人にでも向き/不向きがあります。自分が向いていることであれば、努力は結果に結びつきやすいでしょう。しかし、自分が向いていないことでどれだけ努力を重ねても、残念ながら結果が報われないことも多いことでしょう。であれば、なるべく自分に向いていることで努力をした方が報われます。

自分に向いていることとは、下記の3つを満たしていることを指します。

  • 好きなこと
  • うまくできること
  • やりがいや充実感を感じること

これらをすべて満たしていることを、私は「才能」と呼んでいます。すなわち、自分の才能を活かせる場所で努力をした方が報われるということです。すでに自分の才能を自覚できている人はとても幸運です。しかし、残念ながらまだ自分の才能に気づいていない方もいらっしゃるかもしれません。

どんな人にでも何かしらの才能があると、私は考えています。とはいえ、不運なことに自分の才能に気づかないまま一生を終えてしまう方もいます。自分の才能に気づくためには、その才能を発揮する場面に遭遇する必要があります。才能とはその場面に出会した時にはじめて開花し、自覚できるものです。報われる努力をするためには、選り好みせずにいろいろなことに挑戦して、自分に向いていることを探してみることが必要です。思わぬところで自分の才能に気づくことがあるかもしれません。

私は講師業が転職で、それが自分の才能だと捉えておりますが、もともとそれを志望していたわけでもありませんし、自分に向いていると考えたこともありませんでした。意識するようになった最初のきっかけは、以前に勤めていた会社で、1日だけ新入社員研修の講師を担当させていただいたことだと思います。

2.努力の内容(What)

次に考えるべきは、自分の才能を活かして具体的に何に取り組むのかです。仕事で言えば個別の課題や業務内容がこれに当たります。勉強で言えば、何かの資格取得や専門的な知識や技術の習得、趣味で言えばスポーツや音楽、芸術などの個別のスキル習得に相当します。

ここで重要なのは、取り組む内容が自分に不足している要因で、かつ欲しい結果と直接結びついているかということです。例えば、なかなか受注が獲得できない営業職が、どれだけセールストークやプレゼンテーションに関する本を読んだり、動画を見たりしても、実際にお客様と商談する場面を設けなければ、受注が取れるはずがありません。この場合、まずは商談の機会を数多く作り出すことに注力し、スキルアップは並行して行なっていけば良いと言えます。

物事には「原因と結果の法則」があります。どんなことであれ、欲しい結果を得るためには、その原因を作り出さなければなりません。そして、努力の内容は結果の直接的な原因である必要があります。たとえ自分に向いていることであったとしても、見当違いの努力を重ねている限り報われることはありません。まずは、自分が自分が欲しい結果を生み出すための、「原因」に相当する行動は何なのかを十分に考えることが必要だと言えるでしょう。

3.努力の方法(How)

何をするかを定めたら、次にやり方を考える必要があります。努力が報われるためには、効果的で効率的なやり方で取り組む必要があります。やみくもにただやれば良いというわけではなく、「結果が出るやり方」でやらなければならないということです。

私自身に関して言えば、10月からストアカでの個人向けセミナーを開始いたしましたが、その傍らで自分でも様々な講座を受講しています。文章の書き方、サムネイルの作り方、講座設計の仕方、講座配信の仕方、SNSの使い方など、この1ヶ月だけでも4つほどの講座を受講しました。努力の仕方を学ぶ必要があったからです。

なにせ、webでの集客も個人に向けたセミナー提供も、短時間での講座設計も、私にとってはほぼ未知の領域です。企業での研修やセミナーなどの経験はそれなりにありますが、受講される方々の属性も異なれば、受講の動機、求める内容、募集の仕方もまるで違います。

それがどんなものなのか、どんな程度なのか。まず実際に始めてみないとイメージがわかなかったため、自分なりに考えて事業をスタートしてみましたが、単に企業向けにやっていることを個人向けに流用すれば良いという容易なものではないことにはすぐに気づきました。まったくの別物として捉えた方が良いくらい違いがあります。

それにどのように対処するべきなのか。経験がない自分がどれだけ考えても、良い知恵が出てくるはずもありません。すでに成功している人から教えてもらうのが手っ取り早いです。そして、自分のやり方の何が良くなかったのかを分析し、改善点を見つけて、努力の軌道修正を図っていくことが有効です。

講座配信の仕方など、すぐに実行できることはさっそく変えています。講座の設計や募集のかけ方、SNSの使い方などは矯正するのに少し時間がかかりそうですが、やるべきことは明確になっているので、後は実際に行動に移すだけです。

4.努力の量(How many)

最後に問われるのは努力の量です。自分に適した場所で、ふさわしいことを、適切な方法で取り組んだとしても、十分な量の努力が投入されなければ結果には結びつきません。努力が報われるためには、量を確保することが欠かせません。

そして、量を確保するためには、気力と体力、そして時間が必要です。日頃から自己肯定感を高め、体調を整えて、自分の状態を良好に保っておかなければ、努力に向かうことはできません。加えて、目の前のことをこなすのに精一杯で時間に余裕がなければ、十分な行動量を確保することは困難です。すなわち、セルフマネジメント(自己管理)と時間管理ができていなければ、努力は報われないのです。

まとめ

以上、努力が報われるための4つの条件についてご説明いたしました。努力が報われるためには、場所・内容・方法・量のすべてが合理的である必要があります。

しかし、これにもう1点加えるならば「情熱」も重要な条件の一つだと言えるでしょう。自分が心の底から実現したいと願うことでなければ、必要十分な努力を最後まで成し遂げることは難しいです。途中で心が折れてしまうことでしょう。報われる努力をするためには、自分が何を得たいのか、それはなぜなのか、どうしても実現したいのかについて、自分自身との対話を繰り返すことも必要だと考えます。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

   

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