YouTube研修の更新を停止します

おはようございます。自分らしく働いて結果も出す、デキる人を増やすコンサルタント小松茂樹です。

4月末よりリニューアルし、週2回の配信を続けてきました「小松茂樹のYouTube研修」ですが、9/16(金)に投稿した動画をもって更新を停止することにいたしました。現時点では動画を削除することは考えておりませんが、新規投稿はストップいたします。

代わりに、10月から別のチャンネルを新設して動画配信をしていく計画で準備を進めています。詳細については、準備が整ってから改めてお伝えいたします。

リニューアルから半年が経過し、このままでは目的や目標を果たせないと判断しました。そして、大きく方向を転換するため、チャンネルのアップデートではなく、新設することとしました。

今回は、更新停止の理由と、半年間のYouTube配信から学んだことについてお話しいたします。

悪戦苦闘の半年間

もともとYouTubeを始めたのは、多くの方々に私の存在を知っていただき、コンサルティングや研修案件のお問い合わせをいただくことが目的でした。

このメルマガをはじめ、ホームページ、ブログ、LP(ランティングページ)、ネット記事への出稿など、いろいろなメディアで情報発信をしておりますが、私のウリはやはり話をすることですし、私のキャラクターが最も伝わるのも話をしているシーンだろうと考えています。そのため、動画配信が媒体として最も適切だろうと判断し、広告宣伝の主軸に据えてきました。

起業直後の2021年3月にチャンネルを立ち上げ、企画・撮影・編集をすべて自分で行うところからスタートしました。当初は週1本ペースでの投稿をしてきましたが、すべてを自分で行うのはやはり時間の面で厳しく、本業が忙しくなってくると次第に作業時間が取れなくなり、更新が止まるようになりました。

中途半端に続けていた矢先、企業案件でご一緒している動画クリエイターの方からお声がけをいただきました。ご相談をしている中で「どうせやるなら目的をもってちゃんとやった方が良い」という話になり、またほぼ同じタイミングで編集代行のお誘いがあったので、思い切ってチャンネルをリニューアルすることにしました。

しっかりとした編集で動画の質を高め、また定期的に配信することで、広告宣伝としてしっかり機能するようにチャンネルを育てていこうと考えました。そして、まず最初の目標として「1年後に登録者数10,000人」を設定し、週2本の定時配信をスタートしました。

動画の質は素晴らしく、私が素人技で編集していたのとは雲泥の差のクオリティでした。実際にご覧いただいた方からも、動画の質は高く評価いただいていました。認知されるまで最初は時間がかかるが、見てさえもらえればきっと支持されるはず。あとは時間の問題なので、とにかく継続することを優先課題として、毎週のように企画を考え、本業の合間を縫って撮影をしてきました。

ところが、残念ながら思うように数字はついてきませんでした。序盤から想定を下回る再生数で、登録者数もあまり伸びず。決して舐めていたわけではなく、企画や撮影にもかなりの労力をかけていましたが、それでも思った以上に一筋縄ではいかないことを自覚しました。そのため、月に一度、上述のクリエイターの方と振り返りのミーティングを設けて、データを元に課題を抽出し、企画内容、動画の長さ、演出効果、サムネイルなど、改善を図ってきました。

ビジネス系チャンネルで成功した実績のある方なので、いただいたアドバイスを元に改善を重ねていけば数字は良くなっていくだろうと思っていたのですが、思うように数字は伸びず。アドバイスの内容を私が忠実に再現できていなかったこともあるでしょうし、モデルケースが成功した時からすでに2〜3年が経過していて、ビジネス系チャンネルのプレイヤーが増えて競争が激化していることも要因だったと思います。

正直なところ、再生数がまるで伸びない中で、毎週2本の動画を撮り続けるのは精神的にかなりキツイです。成果を焦るあまりFacebookに広告を出したり、ショート動画で露出を増やしたりと、いろいろな手を尽くしてみましたが、いま思えばこれがかえって良くなかったように思います。

検索して自力で動画に辿り着いた方や、YouTubeのアルゴリズムが適切と判断して動画が表示された方と異なり、もともと興味関心がない人に無理して見てもらおうという動きになっていたため、かえってスコアが悪くなり、チャンネルの評価が下がっていってしまったことが考えられます。

仕事をお願いしているクリエイターの方々や、同業仲間からは

  • 何事も、最初はみな低空飛行になる
  • ある日突然、伸びる時が来る
  • 何かの動画がバズるまで、とにかくやり続けることだ

と励まされ、とにかく初志貫徹で一年間は続けようと思って動画をアップし続けてきましたが、直感的に「このまま続けてもまるで伸びる気がしない」と感じることが増えてきたため、志半ばで中止することにしました。

誰にでも当てはまるような話は、誰の心にも響かない

当初の志を貫けず一時撤退することになりましたが、見込みのないことをダラダラと続けるよりも、見切りをつけて再スタートした方が良いという判断です。もしかしたら、あと半年続けていたら、どこかで大きく数字が伸びる可能性もゼロではないかもしれません。とはいえ、この半年間の実績は私の計画からすれば明らかに失敗であり、引き際を見極めることも重要です。

そもそも、初挑戦ではじめから期待通りに成果を得ようとするのも虫が良すぎるというものです。闇雲にやって失敗したのであればただの失敗で終わるかもしれませんが、計画的にやって失敗したのであれば、そこから学べるものはたくさんあります。むしろ「成功するまで続ける」という言葉の本当の意味は、小手先の軌道修正を続けることではなく、プロジェクト全体の単位で挑戦と撤退を繰り返しながら、成功への道を探ることなのではないかと改めて思います。

YouTube研修の最大の敗因は、ターゲットが広すぎたこと、取り扱いテーマが広すぎたことではないかと考えてみます。誰にもで言えてしまうことだからこそ、誰にも響かない。今回の結果はきっとその表れでしょう。個別具体的にターゲットを絞り、そのターゲットが抱えるニーズを仮説立て、そのニーズに応える内容を提供する。マーケティングの基本であり、知識としては当然、私もコンサルタントの端くれとして知ってはいることです。しかし、知識として知っていても、実際にやるのはやはり難しい。

特に私の場合、なまじ本業の守備範囲がひろすぎるあまり、どのようなテーマでもある程度は話せてしまうという側面があります。もちろん、深い専門性が求められるレベルになると力量不足な領域ばかりですが、たかだか5分や10分の動画で話せる範囲は限られており、かなり浅い話で終わってしまうのが実態です。

加えて、続けているうちにいろいろな欲が出てきて、本筋から外れてしまうこともあります。例えば、企業研修などで講義をする際に、限られた時間の中では話しきれない内容もあります。その際に「今日は詳しくは話せないので、もっと知りたい方は○○の動画をご覧ください」といった形で、研修の補完教材として活用できることに気付いたため、近々の企業案件に関連するようなテーマで撮影をしたこともあります。まさに目的を見失っていた一例だと思います。

誰にでも当てはまるような話は、誰の心にも響かない。

この半年間で最も学んだことは、言葉にしてしまえば当たり前のように思えるこの原則です。もちろん、本業となる研修やセミナー、講演会などでも、聴衆の抱える課題についての想定はしています。そして、当事者意識を抱いていただくために、例え話などを交えて共感性を高め、臨場化を上げていくなどの場づくりをしています。

しかし、そうした時間的拘束がある上、場づくりにじっくりと時間を使える場面と、短時間の動画では、目的は同じでもやるべきことは大きく異なります。人前で話すための能力と、動画で話す能力はまったくの別物です。そこを深く考えずに慢心していたことも否めません。

今回の反省をしっかりと踏まえて、来月からまた再挑戦をします。成功するまでやり続ければ成功する。日頃、研修やセミナーでお伝えしているこの言葉を身を持って示す意味でも、これらも挑戦を重ねていきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

   

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