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2022.12.26

1年間を振り返る3つの視点〜小松の2022年振り返り〜

2022年最後の投稿となりました。今年も残すところあと5日。今週末にはまた新しい年を迎えます。私も今年の稼働案件は先週の水曜日ですべて終了。週の後半は資料作成や記事監修の仕事などを進めつつ、今年の振り返りを行いました。

経験から学ぶという言葉がありますが、経験とは体験に意味が付与されて得られるものです。慌ただしく過ぎ去る毎日をただ過ごしているだけでは、せっかくの体験が自分の成長に活かしきれずに終わってしまいます。今年に起きたこと、行ったことを振り返り、そこから得たものや課題を認識することによって、体験から意味を見出し、今後の糧となる経験に変えていくことができます。

あなたもぜひ、年末にじっくり時間をとって今年の振り返りを行なってみてください。今回は振り返りの進め方と、小松自身の振り返りについてお話しいたします。

振り返りのフレームワーク KPT

自分がやってきたことを振り返る上では、KPT(ケプト)というフレームワークを使った整理が有効です。プロジェクト活動の振り返りなどでしばしば用いられる枠組みです。活動の記録を遡り、下記の3点を挙げていきます。

  • Keep 続けること
  • Problem 改善すること
  • Try 挑戦すること

良い活動はそのまま継続する。そのままでは不十分なものについては、内容や方法を改めてまた臨む。活動をする中で見えてきた新たな課題は、来期の挑戦課題とする。このように分類することで自分の現状と課題を整理し、今期の体験を来期へと繋げていくことができます。

KPTの視点による具体的なイメージの例示として、小松の2022年を振り返ってみます。

小松の2022年振り返り

Keep 続けること

コンサルティング・講師業

私の事業の主領域となる、研修・セミナー講師としての今年の活動は下記の通りでした。

99件 116日 のべ受講者数 1,721名

昨年以前からの継続案件も多いですが、今期は11社の新規案件をいただきました。経営戦略や財務会計など、王道のテーマなのにこれまであまり縁がなかった講座をやる機会があり、標準版のプログラムを作りました。問題解決やマネジメント研修などの鉄板テーマは、お客様ごとのご要望が微妙に異なるので、資料を何パターンも作成することになり、コンテンツの管理がなかなかに煩雑です。日本コンサルタントグループ様との共同企画として、昼休みの時間帯に軽いノリで開催するランチセミナーを開催したのも新しい挑戦です。

なお、自主開催以外の90件のうち53件(58.9%)がオンライン開催。逆に言えば4割強が集合形式の開催でした。オンライン率が66.3%だった昨年に比べると、今年は集合形式の開催が増えていて、少しずつ脱コロナへと向かっていっていることも感じます。肌感覚としては昨年よりもだいぶ出張や外出が増えているイメージでしたので、しっかりとデータで確認することが大切だなと思います。

講師業以外では、例年いただいている昇格試験の制度設計や問題作成、従業員満足度調査に加えて、社内試験の採点プログラム開発の案件をいただき、数年ぶりにプログラミングの仕事をしました。やらないでいると腕が鈍るので、こうして機会をいただけるのはありがたいことです。

また、数社からお声がけをいただき、記事監修の仕事をはじめたのも今年の特記事項です。多くがホームページ経由でのお声がけなので、やはり情報発信は大切だなと思います。来年以降も引き続き、この事業が主領域となるため、積極的に新規顧客、新規案件、新規テーマに挑戦していきます。

メールマガジンの発行

  • 定例メルマガ 51件
  • 号外メルマガ 35件

今年の目標として掲げたものの一つが、週一回(毎週月曜日)のメルマガ発信を欠かさず行うことでした。もっと時間をかけずに手短に書かないと継続が大変だと頭ではわかっているのですが、書いているうちにどうしてもボリュームが増えてしまい、平均して2,000〜3,000文字の文章になってしまっています。時には4,000文字を超えることもありました。

日頃の仕事では接点が得られない方々に、自分の考えていることを伝えて、広めていきたいというのが一番の目的ではありますが、副次的な目的として文書を書くトレーニングを兼ねています。私は決して文章を書くのが好きでも得意でもないので、せめて週一回くらいは書き続けていないと、スキルが伸びないどころか低下してしまうだろうという懸念があります。

2月に1回だけ配信ができなかった週があるので、残念ながら目標達成とはなりませんでしたが、それ以外の週はなんとかやりきり、51回の配信ができました。月曜日の朝に配信が間に合わず、夜になってしまったことや、翌日になってしまったこともありましたが、週一回のペースをなんとか守れたので及第点かなと思っています。

途中、動画投稿の案内を号外メルマガとして発信していた時期がありましたが、メールが増えて煩わしくなったのか登録者数が減る時期もありました。YouTubeのチャンネルを刷新することになったので、それを機に号外での動画案内はやめにしました。結果は失敗だったかもしれませんが、いろいろ試したことで発見や気づきがありました。

また、期中から配信スタイルをテキスト形式からHTML形式に変更しました。自分自身がテキスト形式でのメルマガをほとんど開かなくなってきたこともあり、時代の流れに合わせてアップデートをしなくてはと思い、変更することに。ツールの使い方を覚えるのが面倒で先送りにしていましたが、今ではすっかり慣れて苦ではなくなった上、本編をブログに誘導するという今のスタイルができたので、最初のやり方よりもむしろ効率的になりました。これもリスキリングですね。

メルマガは来年も継続してやっていきます。ただ、もう少しビジネスに活用していきたいと考えているので、文章の量や内容については、いろいろと試行錯誤をしていきます。

外部団体での学習・情報収集

昨年に中小企業診断士としての登録が完了し、今年から兵庫県中小企業診断士協会へ加入いたしました。協会の青年部会にも加えていただき、月々の会合に参加して情報収集をしています。私の場合、仕事が民間向けの研修業務にかなり偏っているので、公的機関の仕事について知れるのは貴重な情報源です。

また、昨年にご縁をいただいた研修講師の勉強会にも継続的に参加しています。業務都合で出席できない月もありますが、私とは顧客層や担当領域が異なる方々(しかもほとんど先輩方)との意見交換は刺激になり、仕事を続けるモチベーションになっています。

組織に勤めている時と違って、独立すると基本的には一人での活動になるので、意図的に人との接点を作っていくことが必要かなと思っています。来年以降も、上記に限らずいろいろな方との交流を図っていきたいです。

ジムでのトレーニング

今年の10月から駅前のスポーツジムに通い始めました。体型の崩れと体力の低下が見過ごせないレベルになってきたので、競技ダンスをやっていた頃のような体型を目指して、筋トレと有酸素運動をしています。かなり余分なものが付きすぎた上、ここ数年ろくに運動していないので、外見的な変化が見られるようになるには時間がかかりそうですが、まずは週2回の目標で定期的に通って習慣として根付かせることを目指します。

Problem 改善すること

YouTubeチャンネル

今年最も注力し、また反省も大きかったのがYouTubeでの動画発信です。昨年の3月にチャンネルを立ち上げ、自力で動画を投稿してきましたが、撮影や編集、サムネ作成やアップロードなどをすべて一人で行うのはかなりの労力が必要で、次第に本業を圧迫するようになって投稿が途絶えていました。

今年の4月にチャンネルをリニューアルし、再始動を図ります。YouTubeに詳しい方にご指導をいただきながら、編集やサムネ作成を外注し、週2本ペースで動画を投稿していきました。更新頻度が安定的になり、当然ながら動画のクオリティは劇的に向上したため、一人でやっている時よりは遥かに良い反応が得られました。中には4桁再生する動画も出てきて、徐々に成果が見られてきました。

しかし、半年ほど続けていたものの、思っていたほどの伸びがなく、目標を大きく下回る結果が続いていました。ターゲット層がいまいち不明確でコンセプトも定まらず、思いついたネタを次々と動画にしていたというだけなので、チャンネルとしての一貫性がないことも自覚していました。このまま続けていても事業に繋がりそうな気がしなくなってきたため、9月半ばをもって更新を中止し、仕切り直すこととしました。10月から別のチャンネルを作り、再スタートしています。

戦略上の理由からURLの拡散をしておらず、対外的に公表をしていないのですが、これまで18本の動画をアップしています。前回の反省を踏まえてターゲットやコンセプトを定めた形で動画を投稿しています。まだ開設して3ヶ月も経っておらず、数字がついてくるのは来年以降になると思います。来年はこのチャンネルを軌道に乗せていくのが一つの大きな目標です。YouTubeで「小松茂樹」と検索いただくと、新チャンネルも表示されるようになりましたので、ご興味がある方はご覧いただけると幸いです。

日常学習

今年のもう一つの反省は、日常的なインプットが昨年以前と比べて大きく下がってしまったことです。

スタディサプリ 日常英会話 15〜20分
スタディサプリ 高校数学/高校物理・化学 各10〜15分
グロービス学び放題 講座視聴 15〜20分
・読書 20〜30分 *長距離移動時は時間がとれる限り

ここ5年ほど、日課としての学習メニューとして取り組んできたのですが、今年は達成できない日がかなり増えてしまいました。コロナ以降は外出の機会が激減して移動中の視聴ができなくなった上、独立してからは自社のマーケティング活動ににかなり時間を割くようになったため、そもそも厳しい水準でした。今年は受託案件がかなり増えたこともあって、ついに手に負えなくなりました。勤めている時は会社の仕事だけやっていましたし、何より移動が多かったのでこれでも無理はなかったのですが、今の状況では厳しいです。

すべてやると毎日1時間30分くらいになり、これ以外にもNewsPicksの動画などをかなり見ているので、さすがにインプットに時間をかけ過ぎ。来年以降もこれをやり切れる見込みがないため、日課してやる内容を吟味しなければならないと感じています。長くても1日1時間程度にしないと、さすがに仕事が回らない。欲張りすぎだったと反省です。

個人向け事業

独立後は何かしらBtoC事業をやりたいと以前から考えていて、昨年の冬頃からストアカで個人向けのビジネススキル講座を開催していました。今年は9回の講座を開催しましたが、申し込みはかなり少なく、事業の体をなしていないと呼べる状態であったため、夏頃から開催をストップしています。続けるのであればもっとこちらに注力する必要があるのですが、現状は集客に労力を割く余力がほとんどないため、中途半端に続けるくらいなら一度凍結した方がよいと判断しました。個人向け事業は形態を変えて仕切り直しです。

個人の方向けのサービスは、YouTubeと連動させた形でまったく別の企画を進めています。まだまだ準備段階ですが、来年中にはリリースできるよう進めていく計画です。機が熟したら改めてご報告します。

Try 挑戦すること

リスキリング(ITスキル向上)

YouTubeで私自身が言っていることですが、これからのデジタル社会を考えると、40歳以上の世代にはリスキリングは避けられません。一般的なビジネスパーソンよりはITスキルは高めな方だと思っていますが、それでも知識や技術はまだ引き上げておかなければならないと考えています。

メルマガ配信システムの機能(まだ半分も使いこなせていない)、ホームページの増強、ランディングページの制作など、ひとまず手持ちの武器をしっかりと使いこなせるように、機能の学習と操作練習を行う計画です。

Stability AIなど人工知能を使ったツールが一般向けにいろいろと公開されていますが、まだしっかりと使っていないので、どんなことに活用できるかがまだ全く見えていません。様々なツールを試しに使ってみて、自分やお客様の業務にどのように活用できるかを探っていこうと思います。こちらはまだぼんやりとしか考えていないので、まずは計画に通し込むところからスタートです。

以上、ざっくりではありますが、2022年を振り返ってみました。今年やってきたことについて自己評価を行い、次に向けた課題を認識しておけば、新年もスタートダッシュをきることができます。

今年も残り数日。新年の幸先よいスタートを切れるようにするためにも、今年の振り返りを今年のうちにしてみてはいかがでしょうか。

残り数日、良いお年をお過ごしくださいませ。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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