目標達成
2015.2.10
一昨日、赤羽ハーフマラソンに参加してきました。
フルマラソンを経験しているにもかかわらず、ハーフマラソンは初参加。
天気予報が雨だったこともあり、不安もありましたが、無事、完走することができました。
凍え死ぬかと思いましたが。
やり終えてみて、つくづくマラソンは目標達成の縮図だなと思いました。
毎度やる度に、学ぶこと得ることがたくさんあります。
私が、マラソンが「目標達成の縮図」であると考える理由は次の3つです。
1.一歩ずつ確実にゴールに近づく
2.一定し、安定したパフォーマンスが必要
3.自分を信じ、勇気づけるプロセスが生まれる
目標はショートカットで達成することはできません。
もし達成できたとしても、実が伴っていなければ、後で痛手を被ることになります。
あらゆる目標は、計画に即して一歩ずつ着実な行動を積み重ねることが、結果的に達成への近道となります。
マラソンはシンプルです。42.195km(ハーフの場合21km強)先という明確なゴールが設定されていて、やれることは一歩ずつ足を進めていくだけです。
途中で自転車や車に乗って移動したり、コースをショートカットしてゴールしたとしても失格になります。
できることは、地道に一歩ずつ前へ進む。それだけです。
もちろん、ゴールそのものを見失っている場合、永遠にゴールに到着することはありません。
どこにゴールがあるかをわかっているからこそ、ゴールに辿り着けるのです。
どんな目標を達成するにしても、走り出す前に、まずゴールをしっかりと設定して把握しておくことが重要だということを改めて思い知らされます。
マラソンを走り切るには、一定の安定したペースで走り続けることが重要です。
序盤を飛ばしすぎても、途中で力尽きてしまい、ゴール到着にかえって時間がかかります。
場合によっては、ゴールに辿りつけずに断念する場合も出てきます。
逆も然りで、序盤を極端に抑えてしまっても、後から巻き返せるスピードには限度があります。
結果、ゴール到着が大幅に遅くなってしまう可能性があります。
自分が出せるスピードをよく考えた上で、それを一定に保ちながら、最後まで安定してやり続けるペース配分がとても重要になります。
どんな目標達成も同じです。最初のテンションが上がりすぎてしまうと、早々に力尽きて後が続かなくなります。
できるペースでゆっくりと…と進めていても、それがあまりにもスローペース過ぎると、いつまでたってもゴールに到着できなくなってしまいます。
自分の持てる力+αくらいの力を、安定して出し続けることが求められます。
途中、苦しいことがあっても、ペース配分を大きく間違えていなければ、いつかはゴールに到着することができるのです。
今回のレースはとにかく雨が降ったことが痛手でした。
もともと気温が低い上に、雨に濡れて体は冷え、道は水たまりだらけになって、もっとも重要な部位である足に浸水し、みるみる体温を奪っていきます。
ゴールした後も、達成感を味わうというよりも、冷えた身体を温めることで頭がいっぱいでした。
晴天時であれば、参加している友人らとハイタッチするなどして、互いの完走や健闘を讃えあうところですが、
ゴールしてもあまりの寒さに身体が震え、立ち止まることすらままなりません。
このような寒さの中で走りきるには、自らを鼓舞し続け、気持ちを高め続けることが重要です。
また、仮に雨が降ってなかったとしても、走っていてしんどい場面は何度も訪れます。
足が棒のようになり、思わず立ち止まりたくなりたくなります。実際に立ち止まってしまう時もあります。
その度に
「大丈夫、自分は必ず走りきれる」
と、松岡修造さんばりに、自分にエールを送り続けることで、折れそうな気持ちを何度も奮い立たせるのです。
目標までの道のりが長ければ長いほど、足が止まり、気持ちが折れそうになり、意欲が減退する時がやってきます。
マラソンに限らず、あらゆる目標達成において言えることです。
そうした時に必要なのは、周囲の応援ももちろんですが、それ以上に
「自分を勇気づけること」
「自分の可能性を信じること」
です。
どんな物事に挑戦するにしても、自分を信じ、鼓舞し続けることができるかどうかが、目標達成の決め手になるのだと、私は思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。