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セルフマネジメント

2025.5.3

連休明けに会社に行きたくならないゴールデンウィークの過ごし方

ゴールデンウィークが近づいてきました。カレンダー通りなら4連休、中には有給をつないで最大11連休という方もいるかもしれません。

まとまった休みが取れるのは嬉しい反面、「休みすぎて会社に行きたくなくなる」という声もよく聞きます。楽しくリフレッシュしつつも、連休明けにスムーズに仕事モードに戻れるようにしたい。そんな方に向けて、今回は気持ちよく連休を楽しむための5つのポイントをご紹介します。

最後の1日は「調整日」にする

4連休があれば、どうしても4日間すべて遊び倒したくなります。でもそれをしてしまうと、連休明けの出勤がとてもつらく感じられるはずです。できれば連休最終日は「調整日」にするのがオススメです。

例えば5月6日が最終日であれば、前日までに旅行やイベントを済ませておいて、6日はゆったりと過ごせるようにしておく。もし旅行に出かける場合でも、6日の夜中に帰宅するようなスケジュールは避けて、遅くとも昼過ぎには自宅に戻っておけるようにしておくと安心です。

この1日は、休日と平日の切り替えポイントとして使うのがコツです。軽く掃除をしたり、仕事や学校の準備をしたりと、無理のない範囲で「通常モード」に戻していきましょう。

このような1日があるだけで、「明日から会社か…」という気持ちを大きく和らげることができます。

生活リズムをできるだけ崩さない

長期休暇になるとついやってしまうのが、夜更かしと朝寝坊です。普段あまりお酒を飲まない方も、「明日は休みだし」と深夜まで飲んだり、YouTubeや配信サービスを見ながらついつい夜更かししてしまう。それ自体は悪いことではありません。

でも、それが何日も続くと、体内時計が完全にズレてしまいます。連休明けの朝に、「起きるのがつらい」「だるくて体が動かない」という状態にならないように、せめて「起きる時間」だけはできるだけ一定に保つようにしましょう。

夜は遅くなっても構いません。どうしても眠ければ昼寝すればいいのです。「朝起きる時間を崩さない」だけでも、生活リズムをある程度保つことができます。 その分、連休明けもスムーズに仕事へと戻れるわけですね。

ちなみに私の家では子どもが小さいので、夜は一緒に寝かしつけているうちに9時〜10時には寝てしまいます。 朝は6時半〜7時には子どもに起こされるので、強制的にリズムが保てています。

お子さんがいらっしゃらない方でも、同じように「決まった時間に寝て起きる」習慣を意識するだけで、連休後がぐっと楽になります。

連休中に「軽い仕事」を少しだけやっておく

3つ目のポイントは「軽い仕事をほんの少しだけやっておく」ということです。

「せっかくの休みなんだから、仕事のことは一切考えたくない」という気持ちもわかります。 実際に「仕事禁止」にしてしまう方もいますが、私がおすすめするのは“重たくない仕事”を少しだけやっておく、という考え方です。

社会人モードの自分を完全に切らさないためにも、メールの下書きやスケジュール確認など、軽めのタスクを10分、15分ほど触っておくだけでも違ってきます。

たとえば連休前に返せなかった軽いメールがある場合、ゴールデンウィーク中にそれを下書きしておいて、送信予約をかけておく。今は多くのメールソフトやチャットツールで、日時を指定して送信できる機能があります。

5月7日(水)の朝に届くようにメールをセットしておくだけでも、連休明けのバタバタした朝に「軽い仕事に気を取られる」ことが減ります。もちろん「休み中にメールなんて見たくもない」という方もいるでしょう。そんな方には、連休明けの3日間の仕事の計画を立てることをおすすめします。

「5月7日(水)〜9日(金)の3日間、どの仕事をどんな順番で進めるか」

「何を最優先にして、どこで時間を区切るか」

こうしたスケジューリングをしておくだけで、連休明けのスタートダッシュがぐっと軽くなります。しかも、この「予定を立てる」という行為自体が、気持ちの切り替えにもなってくれるのです。

「そろそろ仕事モードに戻ろう」という心の準備が、自然と整っていくからです。

連休明けにご褒美を用意しておく

4つ目のポイントは、「連休明けにちょっとしたご褒美を用意しておく」ことです。ゴールデンウィークが終わって5月7日(火)の朝に「会社に行かなきゃ…」と思ったとき、 何か楽しみが待っていたら、それだけで足取りが軽くなるものです。

たとえば、7日の仕事が終わった後に友人と食事の予定を入れておくとか、 あえて連休中には遊ばず、週末の10日(金)や11日(土)に出かける予定を入れておく。

「今週末にまた楽しみがあるから、それまで3日間頑張ろう」
 

そんな気持ちが、モチベーションを支えてくれます。重たくなくてOKです。

  • 近所の温泉に行く
  • スーパー銭湯でゆっくり過ごす
  • 好きなカフェに行ってゆっくり本を読む

そんな、ちょっとした癒しの時間を自分に用意しておくだけで、「仕事が始まるのが憂うつ」という感情をだいぶ和らげることができます。

大事なのは、「連休が終わったらもう楽しみが何もない…」という状態を避けることです。 未来に楽しみがあるかどうかは、気持ちの持ちように大きく関わってくるからです。

徹底的に遊びきることで切り替えができる

最後に、5つ目のポイントは「ゴールデンウィークは徹底的に遊ぶ」です。連休明けに「会社に行きたくない」と感じる理由の一つは、 「もっと遊びたかった」「やりたいことをやりきれなかった」という未練が残るからです。

そうならないために、連休中はもうこれ以上は無理と思えるほど遊び倒すことをおすすめします。行きたかった場所に行く。会いたかった人に会う。やりたかったことをやり切る。
とことん遊ぶことで、満足感と充実感が得られます。

人間は無意識にバランスを取ろうとします。思いきり遊びきったあとは、「そろそろ仕事しなきゃな」という気持ちが自然と湧いてくるのです。中途半端にだらだらと休みを過ごすと、連休明けに気持ちを切り替えるのが難しくなります。

ですから、「このゴールデンウィークは人生で一番遊んだ!」と言えるくらい、思いきって遊ぶのが逆に仕事へのエネルギーになります。

ゴールデンウィークの過ごし方は“仕事へのスタート”を左右する

ここまで5つのポイントをご紹介してきました。

  1. 最後の1日を調整日にする
  2. 生活リズムを保つ
  3. 軽い仕事を少しだけやる
  4. ご褒美イベントを用意する
  5. 徹底的に遊びきる

これらはすべて、「連休明けの自分」を助けるための工夫です。連休をどう過ごすかは、実はその後の1週間、ひいては1ヶ月の仕事にまで影響を及ぼします。

予定が立っていないと、結局だらだらと過ごしてしまったり、「あの時、もっと遊んでおけばよかった…」という後悔を引きずったりして、気持ちの切り替えが難しくなります。

だからこそ、今からでもゴールデンウィークの計画を立ててみてください。どの日に何をするのか。どの日は何もしないのか。遊ぶと決めたら思いきり遊び、整えると決めたらしっかり整える。そんなメリハリのある休み方が、気持ちのいい再スタートにつながります。

遊びも仕事も全力で楽しむ。そのために必要なこと

私は「ゴールデンウィーク中に学びましょう」とか「自己研鑽をしましょう」と言うつもりはありません。大事なのは、「オンとオフの切り替えが自分でできる」ということです。これは立派なセルフマネジメント能力です。

  • 休むときはしっかりと休む
  • 働くときはしっかりと働く

 このメリハリがつけられる人こそ、長く健康的に働き続けられる人だと私は思います。自分をしっかり整える。しっかり遊び、しっかり働く。

それが、人生を豊かに楽しむための基本だと思うのです。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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