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サービス紹介

2026.5.25

部下に伝わらない原因は上司側にある 〜「管理職のためのコミュニケーション研修」のご案内〜

「指示を出したのに、出てきた成果物がまるで期待と違っていた——」。そのとき、まず「部下の理解力が低い」「やる気がない」と思っていませんか。この研修は、その原因の矛先を上司側の関わり方に向け直すところから始まります。

「伝えた」と「伝わった」はまったく別物

コミュニケーションは、発信(伝える)・受信(聴く)・処理(理解する)という3要素がそろって初めて成立します。上司が「伝えた」と感じていても、部下が「理解した」とは限りません。その構造的なギャップを放置したまま指示だけ繰り返しても、チームは動きません。

この研修では、コミュニケーションが機能しなくなる「阻害要因」を4つに整理し、管理職が自分の関わり方を客観視するところからスタートします。

この4つの阻害要因を知るだけで、「なぜあの部下には伝わらないのか」という疑問に対して、感情論ではなく構造的な説明がつくようになります。

指示は「抽象」と「具体」のセットで伝える

多くの指示トラブルの根本は、「目的と完成イメージの共有」が抜けていることにあります。「いい感じにやっておいて」は抽象的すぎてイメージがわかず、逆に「A4用紙2枚、文字数800字で…」と具体的な指定だけを並べても、「なぜこの仕事をするのか」が伝わらなければ部下は動機を持てません。

伝わる指示は、目的・全体像(抽象)と手順・方法(具体)の両方をセットで伝えるところから生まれる。

研修では「指示のレベル3段階」として、

  1. 目的と完成イメージの共有
  2. 5W2Hによる具体化
  3. 確認と中間チェックポイントの設定

という実践フレームを学びます。

演習「指示の出し直しロールプレイング」では、「来週の営業会議、資料用意しておいて」のような曖昧な指示をこの3段階で作り直し、実際に口頭で伝えるペア演習を行います。「伝えたつもり」の指示がいかに情報を欠いているかを、体験として気づけることがこの演習の核心です。

相手のタイプを知れば、関わり方が変わる

同じアプローチをしても、部下によって反応はまったく異なります。詳細な指示を出すと活き活きする人もいれば、やる気を失う人もいる。自由に任せると張り切る人もいれば、戸惑う人もいる。この違いを「部下の性格の問題」で片付けているうちは、マネジメントの質は上がりません。

研修では、1960年代にアメリカの産業心理学者が開発した「ソーシャルスタイル理論」を活用し、人の行動傾向を4タイプに分類します。

研修では自己診断を行い、自分のスタイルを把握したうえで、部下一人ひとりのタイプに合わせた指示の出し方・フィードバックの伝え方・1on1の進め方を学びます。「牽引型の部下には結論から話し、裁量を与える」「分析型の部下には事実とデータで説明し、準備時間を与える」といった具体的なアプローチが、すぐに現場で使える形で整理されています。

「聴く力」こそ、最大のコミュニケーションスキル

研修の後半は「傾聴と質問で対話を引き出す」をテーマにしています。管理職のコミュニケーション改善というと「話し方」に注目されがちですが、この研修は「聴き方」を中心に据えています。

まず「きく」には3段階あることを学びます。

「きく」の3段階

  • 聞く(hear)── 意識しなくても耳に入ってくる、何気ない聞き流し
  • 聴く(listen)── 注意を傾け、表情や仕草など五感を活用して意識的に感じ取る
  • 訊く(ask)── 自分の疑問を明確にするために相手に尋ね、認識をすり合わせる

傾聴の実践スキルとして「ペーシング」も学びます。相手の話し方のペース・声のトーン・身体の動きに合わせることで、心理的な融和状態を作り出す技法です。うなずき・あいづち・伝え返し(バックトラッキング)を意識的に使うことで、「この人は自分の話を聴いてくれている」という安心感が部下に生まれます。

GROWモデルによるコーチング

さらに質問技法では「3つの軸(垂直展開・水平展開・仮定展開)」を用いた対話の深め方を習得し、GROWモデルを使ったコーチング会話の進め方まで体験します。

「答えを教えるのではなく、引き出す」という視点は、ティーチング(教える)とコーチング(引き出す)の違いとして整理されます。部下が自ら考えて動けるようになるためには、上司が「問いかける側」に回ることが不可欠です。

この研修で何が変わるか

  • 「伝わらない」原因を部下のせいにするのをやめ、自分の指示・関わり方を見直す視点が生まれる
  • 目的・全体像(抽象)と手順・方法(具体)をセットにした、意図の伝わる指示が出せるようになる
  • 部下のソーシャルスタイルを把握し、タイプ別に指示・フィードバック・面談の仕方を使い分けられるようになる
  • 傾聴・ペーシング・コーチング質問(GROWモデル)を用いて、部下が自ら考え動けるよう導けるようになる
  • 心理的安全性を高める関わり方を学び、「本音で言い合えるチームの空気」を自分からつくれるようになる

研修の最後には「明日から部下へ掛け直す橋の設計図」として、具体的な行動計画を受講者自身が作成します。学びを現場の行動に橋渡しする仕組みが、研修設計の根幹に組み込まれています。

受講者の声

実際に受講いただいた方のアンケートから、代表的なコメントをご紹介します。

総合満足度4.52
内容の理解度4.48
業務への活用度4.63
講師評価4.65
教材満足度4.14

研修全体をとおしての感想

  • 「普段から感じている問題点が言語化されて解説してくださったので、頭の中でしっかり整理されました。感覚でやっていたことが、今回の研修で可視化・言語化されて整理できた。また新しく知った知識もあり、今後実践していきます」
  • 今まで自分がやってきたことに名前があり、正しかったと分かって嬉しかった。逆に、できていなかったことも明確になり、改善しなければならないと強く感じました。
  • 今までの社内研修にはない、実践的な内容が多かった。面談は実施していましたが、「やり方」まで教えてもらえることが画期的でした。
  • これまでに経験のない講座で、新たな学びが多かった。普段の自分を見つめ直す良いきっかけになりました。今後も定期的に開催してほしいと思います。
  • 先生の物事を捉える見方の角度がこれまでの自分の考えにはないことが多く、非常に参考になりました。研修に没頭していたので、時間があっという間でした。

最も参考になったこと・印象に残ったこと

  • 「コミュニケーションに時短や近道はないということ。なんとなく自分の中でわかっていたことでしたが、論理的な解説と講師自身の実体験によって言語化されたことでとても納得できました。コツコツと研修で学んだコミュニケーション方法を実践しようと思います」
  • 「聞く・聴く・訊く」の3段階の違いが理解できた。相手の話を「訊く」ことで話を深掘りして共有情報を増やし、人間関係をより良好につなげられることがある。
  • ソーシャルスタイル診断が印象に残った。他のメンバーにもやってもらおうと思いました。タイプに合わせた1on1のアプローチ方法を今後の面談に活かしていきたい。
  • 面談時の内容を深掘りしながら、相手から意見を引き出す環境の作り方が参考になった。相手の意図を確認すること、面談は聴くことに徹することの大事さに気づいた。
  • ロールプレイングで他者の良い点や自分の改善点が見え、非常に実践的だった。心理的安全性の大切さと、自分がチームの空気をつくる側であるという認識が改まりました。

講師・進行への評価

  • 講師ご自身の体験談を交えつつ、ボディランゲージや寸劇などの表現で解説してくださったので、イメージがつかみやすくとてもわかりやすかったです。
  • ポイントはここですよ!」とわかりやすく示してくれて、納得して次に進めた。講義の仕方そのものも参考になった。まさに研修内容を体現した進め方でした。
  • 話し方が明瞭で速度感も良く、構成もとても良かった。聞き取りやすく飽きさせない話術で、全体として理解しやすく組み立てられていた。
  • 例えが身近でユーモアがあり、楽しく学べました。具体例を実演してくれることで、テキストだけではわかりにくい内容も理解することができた。

今後の業務への活用について

  • 「自分が部下にやっていることのいくつかが当てはまり、すぐ直そうと思いました。これからの世代・人の育て方はキーポイントになるので、研修で学んだことを活かしていきたい」
  • 1on1ミーティングはこれまで若年層とだけ行っていましたが、ベテラン層に対しても実施できるよう、今日の内容に沿って相手の情報を整理し、イメージを固めていきたいと思います。
  • なかなか思いを伝えるには普段のコミュニケーションからが重要だと改めて気づいた。相手のソーシャルスタイルを活用して、一人ひとりに合った指示・話し方を使い分けていきたい。
  • そのまま営業所に持ち帰り実践するイメージが持てる内容だった。今まで感覚で行っていたことが、今回の研修で可視化・言語化されて整理できたため、新しい知識とともに今後実践していく。

担当講師

本研修の講師を務めるのは、弊社代表の小松茂樹です。中小企業診断士・国家資格キャリアコンサルタントとして、リーダー人材育成・自律型人材育成・セルフマネジメント・キャリアデザインを得意領域としています。

人材派遣会社での営業・営業企画、健康食品・化粧品会社での経営企画・マーケティング・人事など、多様な現場経験を背景に、理論とリアリティを組み合わせた研修が特徴です。

「具体例や身近な話で聴きやすかった」「モチベーションが上がるような話し方」「トーク力と説明のわかりやすさ、過去の経験値に説得力があった」といった評価をいただいており、受講者を引き込む双方向型の進行スタイルが高く支持されています。

研修概要

日数1日間
標準開催時間9:00〜17:00(1時間休憩を含む)
受講人数推奨16名以下、最大24名
推奨対象者管理職・リーダー層(課長・係長クラス)
実施形式集合研修(推奨) または ライブオンライン配信
標準見積価格講師費:300,000円(税抜)
教材費:500円×受講者数
講師の旅費交通費
*見積額は時期・人数・開催条件によって変更になる場合があります。
*カスタマイズや複数回実施のご相談も承ります。

管理職のコミュニケーションスキルが職場を大きく変える

「受講者の声」にもあるように、この研修の最大の特徴は、学んだその日から現場で使えるという実感を持って帰れることにあります。「営業所に持ち帰り実践するイメージが持てた」「自分が部下にやっていたことに気づき、すぐ直そうと思った」など、こうした声が示すのは、知識の習得にとどまらず、行動の変化につながる研修設計がされているということです。

コミュニケーションに、魔法のような近道はありません。しかし「なぜ伝わらないのか」を構造的に理解し、「どう関わればいいか」を具体的なスキルとして持つことは、管理職としての日々の積み重ねを確実に変えていきます。

管理職のコミュニケーション課題は、放置すれば部下の離職・チームの停滞・業績の低下へと連鎖します。逆に言えば、一人の管理職が「聴き方」と「伝え方」を変えるだけで、チーム全体の空気と成果が変わり始めます。その変化のきっかけとして、この研修をご活用ください。

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