今、ここの感情と向き合う-1分間日記 その2

前回の続きです。

大きな転機となるような出来事や予期しない嬉しい出来事があった時に、「そう言えば」と思い返し、数カ月前や数年前に1分間日記に書いていた内容を振り返ってみると、自分の「夢・目標」「やりたいこと」として書いているものもありました。

・タワーマンションの高層階に住む
・海外旅行にする
・西欧セレブのパーティーのような結婚披露を行う

などです。

「書いていたのか!」と、それに気づいた時は驚きました。

そして、「願い、信じて、それを続ければ夢や目標は本当に叶う」といことを改めて思い知らされたのです。
それ以来、私は1分間日記を「書いたことが現実になるノート」として、日課として続けるに至りました。欲しいもの、やりたいことなどを片っ端から迷わず書き続けています。

しかし当然ながら、書いたことのすべてが実現するわけではありません。むしろ書いたのに叶わなかったことの方が多いと言えます。「なぜ、実現することとしないことがあるのか」と考えた時に、実現しないことには一定の共通点があることに気づきました。

・他人を動かそうとしている。あるいは不利益を与えている。
・他力本願であり、自分の努力が伴わない。
・自己中心的で、自分以外の誰のためにもならない。
などです。
要するに「自分では代償を払わず、他人だけが動く前提になっている願い」と言えます。こうしたエゴの強い、自分勝手な願いは、どんなに望んでも叶わないのです。

一方で、実現した願いは自分自身だけでなく、他の誰かの幸せにも何かしらつながっていました。それ加えて、それが実現するために「何かしら自分の努力や行動を伴う」という側面もありました。

まさに「あなたもHAPPY、私もHAPPY」「人が喜ぶことをしよう」の理念であり、ここに願望が実現させるためのカギがあるのではないかと考えるようになりました。

 

すなわち、

自分の幸せと他の人の幸せを結びつけ、自分の行動によってその実現を呼び寄せるものである時、願望は実現する。したがって、描く願望はその性質に沿ったものにする必要がある。

ということです。

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1分間日記を書き続ける中で、これらを意識するのです。そうすると自分の夢や目標の内容が次第に絞られ、そして洗練されていきます。

・自分が何をしたいか
・自分に何ができるか
・自分は何をするべきか

が統合されていき、「これが私の使命だ」と思えるものに近づいていくのです。
なお、現在は項目を一部アレンジして、この日記を続けています。

1.ミッション・ステートメント
2.ビジョン
3.やりたいこと
4.欲しいもの
5.出来事
6.ありがとう
7.学んだこと
8.思ったこと

です。

ミッション・ステートメントとビジョンを毎日繰り返し書くことによって、常にブレない自分でいるためのツールとなっています。自分が何を望み、何をするべきかは、毎日自分と向き合うことによって、次第にわかるようになっていくのです。

「自分を見失っている」「自分が何をしたいのかわからない」という方は、この日記の書き方をしばらく続けてみるといいかもしれません。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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