目標達成
2014.8.5
今の「自分」という存在は、日々の「選択」の積み重ねでできています。
選択には大きなものも、小さなものもあります。大きな選択は、例えば
「どの大学に行くか」
「どの会社に就職するか」
「誰と結婚するか」
というようなものです。これらは当然、人生を大きく左右します。
「もし、あっちの大学に行っていたら…」
「もし、あっちの会社に就職していたら…」
「もし、あの人と結婚していたら…」
きっと、今とは違う人生を送っていたことでしょう。
そんなことを考えていも仕方がありません。過去は戻らないし、少なくともその時はその時なりに考えて、「自分にとってベストな選択」をしてきたはずです。
それでいいのです。その結果が、間違いなく「今の自分」になってるわけですがら、全部引っくるめて「それが自分なんだ」と受け止めればいいのです。
こういう大きな選択は、自分で「選択した」という強い自覚があるので、それが人生に影響しているという実感もあるでしょう。しかし、こういう選択はライフステージが移行するような「節目の時」にしか発生しません。
一方で、小さな選択は毎日のように行っています。
「今日、何を食べようかな」
「今夜、何をしようかな」
「今週末、どこに行こうかな」
「何時に寝ようかな」
「どの服を買おうかな」
「どの本を買おうかな」
「誰と遊びに行こうかな」
などなど、私たちは何気なく決めていることが無数にあります。
「決める」と意気込んで行っていないので実感はないかもしれません。
しかし、そこには確実に、他の選択肢があります。
その中から、無意識に「選択」を行っているのです。
すなわち、「生きることは選択すること」である、と言っても過言ではありません。
しかし、考えてみてください。
・選んで食べたものが、自分の身体を作っています
・選んでしたことが、自分の興味や能力に結びついています
・選んで行った場所によって、知識や情報、能力、興味、感性、精神状態などが変化します
・選んでとった睡眠時間が、翌日の脳の働きに影響し、自分の行為と成果に結びついています
・選んで着ている服が、自分の印象を作っていきます
・選んで読んだ本が、自分の人格や考え方を形成しています
・選んで一緒に遊んだ相手によって、その時間が楽しかったかどうかが決まります
こうした選択の一つひとつが、確実に自分に影響を与えます。
そして、それによって、自分が内面的にも物理的にも変化していきます。
私たちは、日々の小さな選択の積み重ねによってできているのです。
そして、それが「選択」しているのであれば、意識を向けることによって、自らの意思でそれを操作することができます。選択の積み重ねによって「今の自分」になっているのであれば、選択を変えることによって自分を変えることができます。すなわち、人生を変えることができるのです。
人生は自分で変えられるはずです。であれば、望む人生を送ることもきっとできるはず。そこで問題になってくるのが、
「望む自分の姿」ってなんだろうか?
ということです。これが、自己分析をし、明確な願望を描く…ということにつながってくるのです。