Logically Emotional(論理的にアツく!)〜仕事にこだわりを持て〜

例年7月は仕事が少ない時期で、4-6月の繁忙期を終えて少し落ち着いて体勢を立て直す時期なのですが、ありがたいことに今年は案件が相次いでおり、繁忙期がずっと続いているような感じです。先週は、IT会社様での思考力研修、電機メーカー様の販売店交流会での講演、製薬会社様での発想力研修、銀行様での融資先企業に向けたセミナーと登壇案件が続きました。

私生活も含めてかなりバタバタしているので、会社のビジョンに掲げている「余裕のある生活」には程遠い状態になってしまっているのが寂しいですが、一つひとつの仕事に全力で向かい合い続ける中で、先週は改めて自分の中での「仕事のこだわり」を思い返す機会を得ました。

今回は、私のこだわりである「Logically Emotional(論理的にアツく!)」について、お話しいたします。

熱量こそが「私らしさ」

電機メーカー様の販売店交流会では、1時間の講演の機会をいただきました。経営層や管理職の方々が多くご参加されていることもあって、デジタルシフト、志を持った経営、優秀な人材を惹きつけるための柔軟な労務管理の必要性などについて、想いを込めて解説いたしました。

終了後、事務局の方から「小松さんて、もっとクールな感じの人だと思っていましたが、熱量がすごいですね」と感想をいただきました。これは私にとっては最大の褒め言葉。私らしい仕事ができたのだなと安心しました。このお客様とのお付き合いは昨年から。昨年はオンライン研修の講師を担当させていただいたのですが、テーマの問題なのか、やはりオンラインでは熱量が届かないからなのか、私に対してクールな印象を抱かれていたことに驚きです。

オンライン形式にもメリットがいっぱいありますが、やはり想いや熱量を伝えるなら対面の方が効果的ですね。オンラインでも同じ価値を届けられるようになるのが理想ですが、私らしさを発揮した仕事をするなら、やはり対面の方が適しているのだなと思います。もちろん、すべてのテーマで常に情熱的な態度が求められるわけでもないので、目的や優先順位に応じて使い分けていくことが大事だと思います。

銀行様では「パーパス経営」をテーマにしたセミナーを行いました。今回は1ヶ月前に実施したセミナーのフォローで、受講者様がそれぞれ1ヶ月間かけて取り組んできた成果をご発表いただきました。

「何のために会社が存在するのか」という根源的な問いに向き合っていただく、とても難易度の高い課題です。ご参加者は経営者や幹部社員などの精鋭部隊。非常に高レベルで意識の高い方々の集まりだからこそできる「本音の話」は、自然と熱が入ります。参加者の方々も本気でしたし、私も勉強させていただくことがたくさんありました。

人を動かすには「理解」と「納得」が必要

私がこの職業をしている上で、大事にしている価値観が「Logically Emotional(論理的にアツく!)」です。

コンサルタントや講師の仕事の存在意義は「顧客の意識と行動を変容させる」ことです。問題解決のアイデアを提供したり、知識や技術を伝えることがサービスの中身ではあるのですが、それは手段に過ぎません。人と組織を成長と成功へ導くのが仕事の目的であり、意識と行動を変容させることが目標です。「ためになった」「参考になった」で終わってしまっては目的を果たしたことにならず、「やってみよう」と思っていただかねばなりません。そして、そのためには相手の「理解」と「納得」の両方を得る必要があります。

理解していただくためには、論理が必要です。知識や情報、技術などを講義するにあたり、「なぜそれが必要なのか」「なぜそれが有効なのか」「それをやってどうなるのか」を、筋道立ててご説明する必要があります。しかし、理解だけでは人は動きません。その論理が信じるに足るものなのか。そもそも、それを言っている人間が信じるに値するのか。そこに疑念があるようだと、理解はしても納得はできません。そして、納得しなければ、意識も行動も変わらないのです。

理解は理性的に行います。しかし、納得は理性だけではなく、感情も交えて行うものです。話し手の実績や信用などの情報も納得を得る上で有効に働きますが、それはどちらかというと理性的な納得です。感情的な納得を得るためには、話し手の「熱量」が重要です。どれだけ真剣に、本心から、自分事として言っているか。上辺のキレイゴト、建前ではなく、本心から言っているか。それが立ち居振る舞いや話し方、表情など、言葉以外の要素によって発信されます。「伝えたい」「届いて欲しい」という想いが、熱量となり、非言語コミュニケーションとして相手に届くのです。

しかし、熱量だけでも相手は動きません。どれだけ熱く伝えたとしても、話の中身の筋が通っていなかったら「気持ちはわかるけど、、、」と、やはり納得してれません。納得を得るためには論理も必要です。

論理的にアツく!

理解と納得を得る上では、論理と感情の両方が必要です。どちらがより重要ということもなく、両方とも大事です。しかし、個人的には、あえて言えば「感情的」の方を強く押し出すようにしています。

というのも、コンサルタントが論理的なのは当たり前だからです。論理的でないということは、もはやコンサルタントとしての役割を果たしていないとすら言えます。もちろん、まだまだ未熟な私が、常に論理的であり続けていられているとはとても言えませんが、そうあろうという挑戦は常に続けています。一方で、コンサルタントが感情的(情熱的と言った方が正確かもしれませんが)な側面を出すことは、別に期待されていることでもありません。むしろ、そうした面を表に出さない職種であるというのがイメージに近いと思います。

あくまで私の知る範囲での話ですが、熱量や情緒といった側面を前面的に出すコンサルタントは決して多くはありません。内なる想いを秘めている方は大勢いらっしゃるでしょうが、それを見ている方にもわかりやすいくらい前面的に表に出す方は少ないと言えるでしょう。だからこそ、熱量を全開にして話す私のスタイルは、私の個性となり、強みになっていると思います。

実際、昨年にタージンさんとの対談をした際にも「コンサルタントのイメージが180度変わった」との感想をいただきました。

タージンさんとの対談記事(B-plus)

仕事にこだわりを持つ

理論的な背景をもとに、情熱的に話す。これが私の考える「私らしさ」であり、ここにこだわって仕事をしています。言わば仕事に対する姿勢のようなもので、それを「Logically Emotional(論理的にアツい)」という言葉に収めています。

「Logical and Emotional(論理的かつアツい)」でも、「Emotionally Logical(アツくて論理的)」でも良いのかもしれませんが、logical(論理的)を副詞にしてemotionalをメインに据えているところがちょっとしたこだわりです。

どちらかというと、emotional(感情的)というよりもpassionate(情熱的)の方がよりイメージに近いのですが、「Logically Passionate(論理的に情熱的)」ではインパクトが弱く、記憶に残りづらい。logical(論理的)とemotion(感情的)という対になる言葉を使っているからこそ、やや矛盾的な響きになり、印象に残るフレーズになるわけです。これもこだわりです。

仕事にこだわりを持つと、それが「自分らしさ」になります。自分らしさを自覚すると、仕事は楽しくなり、仕事にプライドを持つようになり、人の印象にも残るようになります。

あなたの仕事のこだわりは何でしょうか。必ずしもすぐに言葉にできないかもしれませんが、それが自覚できた時、そのこだわりは「自分らしさ」という個性になって、あなたが仕事をしていく上での力になっていくことだろうと思います。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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