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2014.10.14
興味、能力に続いて、価値観の振り返りを行います。
価値観の見つけ方については、このブログでも何度か触れてきました。改めてそれをおさらいし、価値観を見つけていきましょう。
これまで申し上げてきた通り、人生は日々の小さな「選択」の積み重ねでできています。意識的な選択、無意識で行う選択の両方とも、あなたの中にある価値観に基づいてその判断が行われています。意識している/していないに関わらずです。価値観とは「自分の中で大事にしたいもの」です。すなわち、価値観とはあなた自身の「判断基準」とも言えます。
普段、何気なく決めていること、なんとなくやっていることもすべて、価値観に基づいた結果なのです。その価値観を自分で自覚しているか、いないかによって、行動に一貫性を持たせられるか否かが左右されます。現実的には、環境要因、常識、周囲の目などの影響で自分の意に反する判断をしなければならない場面もありますが、「制約がなければこうする」と目指すべき方向性があるかないかは、時間の使い方、目標への軌道修正などに深く関わってきます。
価値観を自覚すること。それが「なりたい自分になる」ための第一歩になります。
▼価値観の自覚の必要性については、こちらもご覧ください▼
徹底的に自己分析!(8/6)
「大事にしているもの」を考えると。
・家庭
・仕事
・趣味
などを挙げる方もいるかもしれません。しかし、これらは価値観とは言えません。人によって意味するものが大きく異なるからです。
例えば、「仕事が大事」とした場合でも、仕事に求めるものが
・やりがい、達成感
・社会への貢献
・経済的豊かさ
で、その意味する内容が大きく変わってきます。
また、「家庭が大事」とした場合でも、家庭に求めるものが
・愛情やぬくもり
・自分の居場所
・世間体やステータス
のどの観点かで内容が変わります。
つまり、価値観とは「自分にとってどんな意味があるか」という要素であり、物事ではなくその奥に潜む「自分が大事にしたい感情」ということになります。
ライフラインチャートで作成している場合、グラフの浮き沈みがあるポイントに注目しましょう。感情の起伏が激しいところには、自分の価値観に強く影響する出来事が起きています。
恋愛の成就や失恋により浮き沈みがある場合は、「愛情」が強い価値観として存在しているでしょう。また、出世や昇進などが起因となっている場合は「名誉」「優越感」「経済的豊かさ」などが価値観としてあるかもしれません。
グラフが大きく上がったり下がったりした時の出来事を思い返し、それが自分にとってどんな意味があったのか?を考えてみてください。嬉しかったことや悲しかったことがあったら、「自分にとってどんな影響があったからその出来事が印象的だったのか」を辿ることで、価値観が見えてきます。
自分の過去を知る(7/30)
ライフラインチャートを描く(前編)(7/31)
ライフラインチャートを描く(後編)(8/1)
次回、他の自己分析ツールを使用して、価値観を探していきます。