自分の過去を知る

前回申し上げたとおり、自分が望んでいるものと向き合うためには、まず自己分析が必要となります。
自己分析とは「自分の過去、現在の姿から未来の姿を描く」ことです。

「自己分析」というと、就職活動の学生を思い出すかもしれません。

「今さら自己分析なんて」と思われる方もいるかもしれませんが、自己分析は学生のものだけではありません。

・人生にとって重要な決断を使用としている時(転機を迎えている時)
・行き詰まりを感じ、自分の生活や自分自身を変えたいと思う時
・さらなる高みを目指し、自分の人生やキャリアのレベルを上げたいと思う時

など、その後の人生においても、要所で自分を省みることはとても効果的です。

自己分析の最終的な目的は、自分の未来の姿を描くことですが、そのためには現在の自分を理解することが求められます。
そして、現在の自分を知るためには、まず自分の過去を整理し、見つめなおすことが欠かせません。

まずは、過去の自分といま一度向きあいましょう

自分の過去を整理する方法として、以下のような方法があります。

1.ライフラインチャート

自分の人生(ライフ)の変遷を線グラフ(ライン)で表した図のことです。
例としてはこのようなものです↓

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どの頃がうまくいっていて、いつがうまくいってなかったかを、視覚的に振り返ることができます。

2.キャリアインベントリー

こと職業領域における自分を振り返る際には、キャリアインベントリーが有効です。

所属していた会社や部署、あるいは担当していた職種ごとにシートを分け、「その時にどんな仕事」をしていたかを時系列に書き出します。職務経歴書のようなものです。

経験していた仕事を振り返ることで、自分の興味・能力・価値観などを整理する大きなヒントになります。

3.自分史

その名の通り、自分の歴史をまとめることです。
出来事を年表形式でまとめたり、自叙伝のように物語形式で綴ったりと、様々な形式のものを意味します。

生まれてから現在にいたるまでの数々の出来事、出会った人、住んでいた場所、取り組んだこと…それらのすべてが合わさって、今の「自分」というものができています。

自分史をまとめ終え、その時の気持ち・感情を振り返ることで、「自分が将来どういう方向にむかいのか」というヒントを得ることができます。

次回から、これらの作成手順について考えていきます。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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