なぜ毎日やろうとしているのに続かないのか

毎日小さな一歩を積み重ねることが大事だと、私たちは頭ではよくわかっています。

にもかかわらず、なかなか毎日コツコツと小さなことを積み重ねることがなかなかうまくいかないのは何故なのでしょう。

 

例えば、このブログ。

ブログを始めた理由はいくつかあります。

・将来、本を書きたいという夢があるため、書くことに慣れる

・インプットが過剰になると、学習したことが定着しないため、アウトプットの場を作る

・アウトプットすることで、学んできたことが、整理・体系化され、現実に活用できるようになる

目的は明確なのに、思うように毎日書けません。

 

書きたいことはいろいろあります。記事のネタリストには投稿テーマがいくつも並んでいます。

また、ただ単にサボってしまうのとも少し違います。

自分のために使える時間は有限なので、新たに本を読んだり、本やセミナーで学んだことを復習したり、いま手がけていることの情報収集をしたり、毎日いろいろなことをしています。

つまり、興味・関心の向け先が拡散しすぎて、エネルギーをうまく分配しきれないのです。

優先順位を立てることも考えますが、自己投資のための時間は緊急性に欠けるため、なかなか優先度の優劣がつけれないという点も否めません。

とは言え、結局のところ、日課にしたいにも関わらず、行動が習慣化できないことが大きな原因なのかなと思います。

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一説では、

・行動の習慣化には3週間

・思考の習慣化には3ヶ月

・身体面の習慣化には6ヶ月

を要するそうです。(先日、マイケル・ボルダックがセミナーで言ってました)

 

ブログの更新は行動です。たった3週間毎日続ければ習慣化できるのに、なぜそれができないのか?

それを考えている中で、何度かこのブログでもご紹介した、マスターコーチの谷口貴彦さん習慣化コンサルタントの古川武士さんが対談されている音声を聞く機会があり、そこでひとつのヒントを得ることができました。それは、

 

「できた」と捉える水準が高すぎるのだ

 

ということです。

 

つまり、「投稿するにはこれくらいの量・質の内容を書くべきだ」という基準を知らず知らずのうちに自分で設けてしまっていたことに気づいたのです。

 

習慣化させることが目的であれば、質や量以上に行動に移すことに力点を置くべきです。つまり、ブログの例で言えば、短くても、文章としての完成度が未熟でも、とにかく投稿することが大事になってくるのです。

小さな行動…と自分では思っていても、思っている以上に大きく捉えがち。

習慣化するまでは、むしろ確実にできる水準で、行動を繰り返すことに焦点をあてる。

小さな小さな小さな一歩でいいのです。

 

これをお二人の話の中では、

ベビーステップ

と呼んでいました。

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まさに赤子のように、小さいけども将来に向けては大きな一歩を踏み出すことが大事なのだと思いました。

まずは、行動が確実に定着するよう、習慣化を試みます。そして、一度習慣化すると、次第に負荷をかけても大丈夫なようになっていきます。

思えば、毎日のライフログと日記の記入や、能力開発の速聴プログラムなど、ボリュームの大小の変化はあれど、毎日欠かさず、意識しなくてもできるようになったことがあります。

習慣化された行動は、自分の目的に沿っている限り、必ずや血肉となるでしょう。

このぶろぐについても、一日数行でもいいから、ベビーステップで細く投稿することに挑戦していきます。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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