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2014.8.6
自己分析については、いま投稿を重ねているところですが、全体を書ききる前に、そもそも論をここにまとめてみたいと思います。
前回の投稿で申し上げた通り、人生とは「選択」の積み重ねです。自分が望むような生き方をするためには、「長期的な目線において、いかにベストな選択を行うか」が重要となります。
良い選択を行うためには、判断基準が必要となります。基準が不明確であったり、自覚できていないと、場当たり的に判断することになり、選択に一貫性が出ません。
目指すゴールに近づくためには、着実に一歩一歩、その方向へ足を進めていく必要があります。いつ、いかなる時も、一貫性のある選択を行うことによって、目的・目標に着実に近づいていくことができるのです。逆に言えば、選択に一貫性を欠くことは、寄り道してゴールに近づかないことを意味します。
選択に一貫性を持つためには、「自分なりの判断基準」を持つことが重要です。それが「価値観」です。人はそれぞれ何かしらの価値観を持っていて、意識的にしろ、無意識にしろ、必ず何かしらの価値観に基いて「選択」を行っています。
「自分の価値観がわからない」という方もいるかもしれません。しかしそれは、「自覚していない」のであり、価値観自体がないわけではありません。
なぜならば、繰り返しになりますが、人生は選択の積み重ねだからです。選択をしているということは、何かの基準に基いて、複数の選択肢の中からそれを選んでいることになります。何の基準もなしに選ぶことはできません。したがって、価値観は必ず、どなたにもあります。
しかし、価値観はライフステージや環境、印象的な出来事によって変化することがあります。「いまの自分」がどういう価値観に基いているのかは、折に触れ、徹底的に自分と向き合うことでしか知ることはできません。
だから、自己分析が必要なのです。自己分析をすることによって、なんとなく思っていた価値観、あるいは自覚していなかった価値観が浮き彫りになります。それを明文化し、強く自覚するのです。自身の価値観が強固なものになれば、一定の基準に従った選択を繰り返し行うようになります。
判断基準が明確なので、判断がブレません。その基準が自分の将来的な目標と重なる時、人は「なりたい自分になる」道を歩き始めることになります。まずは価値観を自覚することです。そして、自己分析とは「ブレない自分を作る」ための行為なのです。
「価値観」を自覚し、それと併せて自分の「興味」「能力」「経験」をしっかり把握できた時、
「自分のやりたいこと」
「自分が(将来的に)できること」
「自分がやるべきこと」
が見えてきます。それが「願望」です。
願望がわかれば、あとは実現への計画を立て、それを実行するだけ。自分の人生を成功させるためには、兎にも角にも、「徹底的に自己分析をして、ブレない自分を作る」ことが先決なのです。