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2014.8.14

キャリアインベントリーをまとめる 3

前回の続きです。

価値観というのは、一言で言えば

「自分が大事にしていること」

です。

以前、人生は「選択」の積み重ねだということを申し上げました。価値観というのは、自覚している/していないにかかわらず、その選択の判断基準となっているものです。

キャリアインベントリーの中には、「仕事において自分が大事にしてきたもの」が潜んでいます。それを見つけ、納得し、自覚することで、今後の選択・判断において意識的に「基準化」することができます。これが「ブレない自分」への第一歩となります。

まずは、自分の価値観が何なのかを探していきましょう。

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① キャリアインベントリーの記載内容そのものに、「これが自分の価値観だ」と思える記載があれば、それをマーキングします(能力・職歴と異なる色にすると見やすいです)

私の場合であれば、

「ExcelのVBAプログラミングを勉強し、帳票の作成を自動化することで、作成までの時間を短縮し、正確さを高めた」
→効率、生産性、信頼性

「会議室利用報告、店頭来店履歴、資産・備品の管理台帳など、各支店がそれぞれ個別にExcelで記録していたデータを、社内システムを開発して一元管理することを提案し、開発と導入を行った」
→合理性、効率、即時性

「間接部門の人員を削減することになり、業務をシステム化・自動化して人の作業を減らしていった。部下に別の部署やグループ会社への異動を進めると同時に、最終的には自分の役割もなくなるといった経験から、会社に頼らず自分の力で能力を高め、市場価値を保持・上昇させていく必要性を感じるようになった。」
→自主性、自己責任、自立

といった感じになります。

このように、「その時に抱えていた自分の思い」を言葉で定義するこで、それを「自分の価値観」として捉えることができます。

② 書きだした「興味」や「能力」に共通する要素を探す

キャリアインベントリーの下欄に抜き出した興味や能力を、改めて見なおしてみます。
私の場合、抜き出した興味・能力はこのようになりました↓

これを、似たようなジャンルで分類し、次のようにまとめます↓

分類したジャンルについて、その根底にある自分の価値観は何かを考え、それを言葉で表現してください↓

キャリアインベントリーをまとめる際、自分では客観的に記述している場合でも、取り上げた出来事や業務内容自体が、すでに自分の価値観というフィルタを経由しています。

したがって、いくつかの業務歴を並べてみると、意外に共通するような記述が散見されるようになります。(価値観だけではなく、興味や能力にも起因していますが)

キャリアインベントリーを見なおしても、なかなか自分の価値観を表す言葉が見つからないという方は、リストから選ぶという方法もあります。次回の投稿でそれについて述べます。

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