焦らず、一つひとつのことをしっかりやる

2015年の仕事が終わり、昨日から夫婦の故郷である大阪に戻ってきています。

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12月に入ってから本業がだいぶ忙しくなって、このブログの更新もペースが落ちていましたが、ようやくひと段落です。

 

昨日は大阪入りしたその足で、古巣でのダンスパーティーに参加し、今朝はランニングのレッスンを受けたりとオフを満喫しています。

今年も残りあと数日。来年に備えて充電するべく、オフを存分に楽しもうと思います。

 

今年は転職があったり、勉強に投資したりと、いままで以上に新しいことに挑戦した一年でした。

がむしゃらに送ってきた一年を終えてみて、いま思うのは、

焦らず、一つひとつのことにしっかり取り組むことが大事

だということです。

 

理想の未来を思い描き、高い目標を掲げると、やりたいこと・やるべきことが次々に見えてきます。

それらを着実に実行し続けることが、能力と可能性を引き出した「最高の自分」になることに間違いはないのですが、

あまりに結果を追い求めすぎると、高い理想と現実の自分との間のギャップに目を奪われ、焦りが生じてきます。

 

そして、焦れば焦るほど、どんどん自分の本来の姿を見失い、行動にも空回りが生じてきます。

こうした状態に陥ると、成果もなかなか上がりづらくなります。

高い理想や目標を掲げるのも大切ですが、それと同じくらい、現実を見て、地に足をつけた活動を行うことも大事です。

 

経営コンサルタンティングでは、あるべき姿と現状のギャップを「問題」と呼びますが、あるべき姿を思い描くことよりも、現状を正しく認識することの方が実は容易ではなく、それでいて重要なことではないかと最近思うようになりました。

意外と、自分の素直な現状を正しく認識し続けるのは難しいものです。

一生懸命に何かに取り組めば取り組むほど、自分を見失いやすくなります。

自分のやりたいこと、できること、やるべきことをしっかりと見定め、それを確実にやっていく人が「本物」だな、とつくづく思います。

 

私は、あらゆる成功は自分自身の成長によってもたらされると考えています。

そして、自身の成長のためには、目の前のことをキッチリとやることが、背伸びして何かを行うこと以上に効果的であったりするものだと、最近たびたび感じることがあります。

 

上ばかり見ていると、足元が見えなくなります。
しかし、足元ばかり見ていても、それ以上先に進めなくなってしまいます。

しっかり上を向く。
その上で、一歩一歩ちゃんと自分の足を進めていく。
両方が大切ですね。

 

逆説的ですが、あるべき姿を高く掲げるほどに、いま目の前にある一つひとつのことを確実に行っていくことが大事であり、それが結果的に自分の成長を加速してくれるのだと思います。
今年は、主に上を向くことについて研究し、記事を書いてきました。

来年は上を向きつつ、その上でいかにしっかりと足取りを力強くするかについて考えていきたいと思います。
みなさま、残り数日となりましたが、良いお年をお過ごしください。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  

投稿者プロフィール

小松 茂樹
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役。人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントに転身。営業力強化・業務改善・生産性向上・ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を行っている。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。

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