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目標達成

2022.1.3

目標達成のポイント1:目標達成に向けた行動を習慣化する

新年あけまして、おめでとうございます。自分らしく働いて結果も出す、デキる人を増やすコンサルタント小松茂樹です。

さて、新しい一年を迎えると心機一転して、新たに目標を掲げる方も多いかと思います。この投稿をご覧のあなたも、すでに今年の目標を決めていらっしゃるかもしれません。勉強や資格取得、趣味、健康増進やダイエット、貯金など、「今年こそ○○する」といったような目標を掲げる上では、新年はとても良い機会です。

ところが、こうした年初に立てた目標が、いつの間にか志半ばで終わってしまうことも少なくありません。目標達成においては、を達成させるためには5つの重要なポイントがあります。

目標を達成させる5つのポイント

目標を達成させる上では、下記の5つをすべて満たしておく必要があります。

  1. 目標達成に向けた行動を習慣化する
  2. 結果目標とプロセス目標の両方を設定する
  3. 測定できる目標を設定する
  4. 小さな変化からはじめる
  5. 自分が本当にやりたいことを目標にする

今回はひとつ目の「目標達成に向けた行動を習慣化する」について解説します。

目標達成に向けた行動を習慣化する

目標が達成できない原因の一つとして、設定した目標の優先順位が下がってしまったり、あるいは目標そのものを忘れてしまうことが挙げられます。日々のやることに追われるあまり、時間的な余裕も精神的な余裕もなくなってしまい、自分の目標を達成させる優先度が下がってしまうことで、次第に目標達成に向けた行動をしなくなってしまいます。

仕事においても、生活においても、私たちには「やるべきこと」と「やりたいこと」の2種類があります。そして、時間的な制約がある中では「やるべきこと」の方が優先度が上がりがちです。なぜなら、やるべきことを放置すると何かしらの不都合を生じたり、他人に迷惑をかけてしまうことになるからです。

「やるべきこと」で頭の中や時間が埋められてしまうと、「やりたいこと」は後回しになり、脇に追いやられてしまいます。社会的に役割が多かったり、責任感が高かったりすればするほど、やるべきことを優先してしまいがちになります。そして、自分が立てる目標は「やりたいこと」であることが多いため、後回しになってしまいがちになるのです。

であれば、それを逆手にとって、自分の目標を「やるべきこと」化してしまえば良いのです。例えば、目標を周囲に宣言して、自分自身を追い込むという方法も有効でしょう。いわゆる「引っ込みがつかなくなる」というやつです。他人の目を利用して、目標達成に向かうための外圧を自分自身に課していきます。

あるいは、目標達成に向けた行動を日々の生活の中にルーティンとして組み込み、習慣として根付かせるのも良いでしょう。習慣化したことは、無意識が自律的に行動に導いてくれます。

習慣化のポイントは、以下のようなものです。

  • 一つひとつの行動は小さく、短時間で終わるものにする
  • 毎日コツコツと行う
  • できる限り、毎日同じ時間やタイミング、同じ場所で行う

やったりやらなかったりという状況が続くと、次第に自分を奮い立たせるのがしんどくなってきます。自分自身を動機づけたり、時間を確保するための努力をしたりしなければならなくなるため、やがて目標へ向かう行動をやめてしまうようになるのです。

人の行動の95%は無意識によるものです。何かを達成したり、実現したりして自分の望みを叶える上で、習慣の力を使わない手はありません。あまりに時間や労力を伴う行動だと長続きさせるのは難しいです。習慣を味方につけるのであれば、毎日の行動はシンプルなものが好ましいです。ひとつ一つは大したことがなくても、毎日コツコツと積み上げていくことでやがて大きな結果に結びつくというのが、無理なく目標を達成させるための秘訣です。勉強や運動などの目標は、特にこうした目標の立て方が有効です。私も毎日1時間程度はインプットにあてていますが、もう何年も前からトライし続けてきたので、今ではそれが終わらないと1日を終えられないような気分になります。

加えて効果的なのが、設定した目標を毎日、できれば朝に必ず確認することです。忙しい日々が続いたり、やるべきことを優先しなければならない状況が続いたりするほど、自分自身が立てた目標をすっかり忘れてしまうからです。習慣として根付くまでの間は、自分が取り組むべきことを脳に常駐させて「常に意識している」状態を保つ必要があります。この状態がずっと続けば、やがて目標達成は意識の領域から無意識の領域へと切り替わり、「努力してやる必要のあること」から「やって当たり前のこと」に変化します。この段階に達すれば、目標達成に向けた行動は、気合いや努力を必要とするものではなくなります。自分にとっては、自然に、当然としてやることになるので、その積み重ねが結果に結びついていくのです。

私自身は、手帳の最初の1ページに事業のミッションやビジョン、中長期の経営目標、そして今年の目標を印字して、毎朝仕事に取り掛かる前にそれを目を通すようにしています。継続は力なりです。日々の生活や仕事がある中では、まとまった時間を用意して一気に何かを成し遂げることは容易ではありません。目標達成に向けて、小さな一歩をコツコツと積み上げていけるような設計を考えてみましょう。

次回は、「2.結果目標とプロセス目標の両方を設定する」について解説いたします。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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