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2014.9.11
自分の中に眠っている想いを掘り起こし、自覚できるようになるためには、紙に書き出すのがてっとり早いです。「口に出して誰かに伝える」という方法も有効ですが、相手の時間を拘束する上、頭に浮かんだことを記録することが難しいくなります。
自己分析は時間がかかるものです。紙に書き、自分で読み、また書き…という行程を何度も繰り返して、少しずつ「本来の自分の姿」を浮き彫りにしてきます。したがって、「口に出して伝える」ことの効用は、願望が定まった後、計画と実行のフェーズでとても重要になりますが、自分自身を明らかにするというこの段階においては「紙に書く」という方法を取っていくことにします。
まず最初にご案内するのは「Have,Do,Beリスト」です。
その名の通り、
・Have:欲しいもの
・Do:やりたいこと
・Be:なりたい姿
を、紙に書きだすというものです。
アイデアのもとは、先日ご紹介したフランクリン・プランナーという手帳のガイド本である
『人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック』
フランクリン・コヴィー・ジャパン (著) キングベアー出版
という本の中に登場するワークです。
この本はフランクリン・プランナーを使用するにあたり、自分の価値観と願望を見つけ、目標と計画を設定していくという内容で、「Have,Do,Beリスト」はその最初の行程として自分の価値観を見つけるために行うワークのひとつです。自分が将来に望む姿を、自分の心に正直に描いていきます。
このリストの作成を効果的に行うために必要なことは、
「あらゆる制約を外して考える」
ということです。
現実としてできるか?できないか?ということを考えると、自分が本当に望んでいるものは書けなくなります。
・お金は無限にあると仮定する
・歳はとらない仮定する
・現在の仕事の環境や条件は考慮しない
など、現在の自分にある環境や条件は一切排除し、
「すべて叶うならば、どうなりたいか」
と考え、自分の心の本心・核心にに触れていきましょう。
また、「時間をかけずに一気に書き出す」ということも効果的です。あまり時間をかけすぎると、次第に本心ではないことも思い浮かんでしまい、「本当にやりたいこと」が見えづらくなってしまいます。短時間で集中的に書き出す方が、心から望んでいるものが頭に浮かんできやすくなります。
・できれば各項目1分で
・長くても3分以内で
一気に書きだすようにしましょう。咄嗟に思い浮かんだ事こそが、今、自分が一番欲しいもの/やりたいこと/なりたい姿である可能性が高いと言えます。
例えば、私の場合だと、
Have(欲しいもの)
・1,000万円以上の年収
・1億円以上の資産
・閑静な高級住宅街に、庭付き駐車場付き一戸建ての豪邸
・高級車(例えばベンツ)
・自分専用のオフィス(面談ルームつき)
・フェラガモの靴
・ドルチェ&ガッバーナのスーツ
・MacBookPro 13インチ Retinaディスプレイモデル
・iPhone6(発売されたら)
Do(やりたいこと)
・妻と海外旅行
・事業計画書を作り込む
・販売用の自己分析プログラムを開発する
・自己分析、目標設定、実行管理のセミナーを開催する
・ブログを増強する(プロフィール、事業案内、コンセプトなど)
・電子書籍を書いて、Amazonで販売する
・溜まっている本を読む
・フルマラソン出場に向けてマラソンのトレーニング
・ナポレオン・ヒル・プログラムを受講する
・これまで読んだ本の内容をすべてノートにまとめる
・2016年7月までに起業する
Be(なりたい姿)
・いつまでも健康で丈夫でいる
・いつも家庭には穏やかな時間と笑顔が溢れている
・どんな人のどんな話も好意的、肯定的に聴くことができる
・何事も即断即決、即実行ができる
・何があっても、常に冷静でいられる
・何があっても、常に前向きに捉え、落ち込まない
・精神的、経済的にゆとりがある
・あらゆることを「実現可能だ」と思える
・望んだことがすべて実現する
となります。
紙に書き出してみると、意外と出てくるものです。欲しいもの、やりたいこと、なりたい姿が見えてきます。そして、書きだしたものを眺めてみると、
・今すぐには難しくても、いつかは実現できそう
・今すぐにでも実現できそう
なものがあることに気づくかもしれません。
それが見つかれば、自分が進むべき方向が明らかになっていきます。
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